2011-01-01から1年間の記事一覧

国が公にする情報は、一般人がパニックになることを恐れた上での、一つの政策なんだ(五木寛之)

五木寛之の講演を、先日、ナマで聴く機会があった。 若かりし日の頃、当時の福井市のことを回想して、実はそこにはアルコール中毒患者が多かった、という話があった。 これは、1945年の福井大空襲、1948年の福井地震の後、多くの人が酒におぼれざるをえなく…

ラジオにもほどがある

ラジオにもほどがある (小学館文庫)作者: 藤井青銅出版社/メーカー: 小学館発売日: 2011/04/06メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (15件) を見る こんなにもいい加減な、それでいて真摯な、楽屋裏話。それを文庫書き下ろしで読める…

八甲田山死の彷徨(新田次郎)

「高熱隧道 (新潮文庫)」に続く、私にとっての極限体験読書、第2弾。八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)作者: 新田次郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1978/02/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 60回この商品を含むブログ (100件) を見る 1995年阪神・淡…

住民基本台帳人口は、今。

岩手県( http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=32010&ik=0&pnp=14 )東日本大震災の影響により公表できない統計調査等の結果について 2011年07月27日東日本大震災(平成23年東北地方太平洋沖地震)の影響により、下記の統計調査等の結果については、当分…

次期総理候補世論調査と、比率の標本誤差

世論調査がよくやる、次期総理は誰ですか。最近の結果は、どんぐりの背比べになっていて、誰がトップに立っていても、ほとんど意味のないものとなっている。 「ほとんど意味がない」というのは、統計学的な意味である。というのも、標本調査を実施して推定し…

スーパー8

映画「インディペンデンスデイ」を彷彿とさせる、壮大なスケールで描かれる"なんですかコレ"映画。 映画の中で、主人公の少年少女たちが、8ミリ映画を撮っていく。 本体のシーンか断片的に紡がれて、編集された劇中劇は、映画の最後に登場する。その劇中劇…

菅直人というリーダー

人の手柄は、俺のもの 浜岡原発停止「要請」会見機会を、海江田経産大臣から召し上げ、首相が執り行う。(2011年5月) 人の仕事に、口を出す 「開門調査はするが、開門を命じた判決は受け入れない」という農水省の方針に対して、首相は受け入れず上告をさせ…

マネー避難 危険な銀行預金から撤退せよ!

名の売れてる藤巻健史がどういう方なのか。初めて著作を手に取ったが、彼のことを知る点では、収穫だった、ということにしよう。 金融や財政にはお詳しく、日本国債の買い手資金の最近の傾向、ダイナミクスについて理解を深めることができた。 一方で、経済…

日本中枢の崩壊

古賀茂明という著者自身の像が、崩壊している気がする。 一方で、霞が関官僚としての自分の巧みな働きぶりを評価し、もう一方で、霞が関官僚のことを微に入り細をうがいて罵倒する。 利害関係者間の調整の舞台裏とその実現の仕方は、紙一重で、善良にでも邪…

ヤバい統計学

渋滞する高速道路の合流口に交通信号を設けてちょっと待ってもらうと、高速道路の渋滞は軽減する。しかも、交通信号の待ち時間の方が、渋滞による拘束時間よりも短くなる。 そういうことがデータで分かったとしても、ドライバーは、時間が短く済む信号待ちを…

タコツボ・スペースシャトル。有人宇宙計画の成果は、しょせん、有人宇宙開発。

スペースシャトル計画が終了する。 莫大な費用を投じ、過酷な放射線から身体を防護しながら、人を宇宙に送り出した結果は、何があったのだろうか。 今朝の日経サイエンス面は、日本人初の女性宇宙飛行士としてシャトルに2度乗った向井千秋氏のインタビュー…

幸せだから笑うんじゃない、幸せになるために笑いましょう。

クレーム100件が、1年間でゼロに!?あるタクシー会社で起きた奇跡の話 | 1万人の人生が変わった、「顔グセ」の法則 | ダイヤモンド・オンライン「笑顔は心を伝える「手段」でしかない」d:id:hottokei:20090422の4行詩を思い出す。 心が変われば行動が変わる…

高機能化という呪縛 - テレビ新製品

http://photo.sankei.jp.msn.com/kodawari/data/2011/06/0616tv/ テレビ新製品。日の丸ブランドは高機能化という呪縛から抜け出してくれ。 スマホ連携だなんて、機能の無駄遣い、持ち腐れ機能。だいたい、スマホ使ってる人の多くは、テレビに対する興味、関…

買い換えた iPhone/iPodTouch にアプリを引越(改)

iOS

【本稿は、d:id:hottokei:20100919を改定したものです。】 買い換えや買い増しで2台目のiPhone/iPodTouch をゲットしたとしよう。 すでに購入していたアプリを引っ越しさせるにはどうしたらよいのだろう? 実は、すでに購入しているアプリは、10台までの iO…

ヤバい経済学

相撲パートだけでなく、フルで観てきました。 「ヤバい経済学」を、本を読むのが面倒な人は、是非、映画で観てください!お薦めです( (c)宇多丸 シネマハスラー ) 映画は、この本をまだ読んでいない人が、その本へのイントロとしてはいいかもしれない。 そ…

キューポラのある街

キューポラのある街を初めて観た。スクリーンで観てきた。初めて、ラピュタ阿佐ヶ谷で。 劇中、バラック街の大人子供の口の端から何度か出てくる「所得倍増」という希望の言葉が、胸に響いた。 日本が、新興国としてまさに立ち上がろうとしていた時代の空気…

「ヤバい経済学」の相撲パート

Freakonomics ヤバい経済学 の映画化。 http://yaba-kei.jp/ その相撲パートを見た。 相撲八百長の本質は、不健全な形でインセンティブが発現してしまう仕組みにこそある。世間の期待とは違う形の、ゲームの規則。 書籍「ヤバい経済学」で語られたエピソード…

シニアのネット利用が増加=70歳代で4割に

平成22年通信利用動向調査の結果(総務省平成23年5月18日) インターネットの年齢階級別利用率の推移をみると、70 歳以上の年齢階級では、増加傾向にある。 そりゃそうでしょう。 時事通信が見出しにしていた、 シニアのネット利用が増加=70歳代で4割に−…

HOUSE ハウス

http://www.eigeki.com/obayashi/index.htmlの企画により、http://www.ttcg.jp/human_yurakucho/でのナイト上映。 ハウスは、大林宣彦のビッグバンであり、戦後の日本映画再生のビッグバン。 尾道三部作を観てから二十有余年。大林宣彦商業映画第一作のハウ…

鴛鴦歌合戦

「おしどりうたがっせん」、と読む。1939年作品。マキノ正博監督。 ミュージカル時代劇。いわゆる、時代劇オペレッタ。こんなに明るくって、生き生きした映画。これが戦前に日本で撮られていたのか。 へぇ、これが片岡千恵蔵か。女優さんが、かわいい。 http…

年収300 万円が結婚の分岐点

結婚・家族形成に関する調査(平成23年3月内閣府政策統括官(共生社会政策担当))【概要版】 【全体版】 男性は、正規雇用のほうが結婚しやすく、年収300万円が結婚の分岐点 ところで、この二つは、異なるものだけれども、紛らわしい。http://www8.cao.go.jp/…

住民強制避難と軍

アメリカ映画では、地域住民が軍の誘導により強制移動、強制避難させられるシーンが出てくる。 最近の映画でも、例えば、アンストッパブル、例えばスーパー8。 東京電力福島第一原子力発電所から半径20km圏内は、災害対策基本法に基づく「警戒区域」に…

ヤバい経済学

5月28日日本公開。 予告編には、以下のフレーズあり。 そしてあの…"大相撲の相撲"の不正も証明できた!?データを見れば明らかだ不正は横行しているインセンティブがあれば 八百長があって当然だ八百長はなくならない!! 一方、「このたびの不祥事のため」(…

わたしを離さないで

ライムスター宇多丸がもっとも嫌いそうな、現実世界のことではない前提が映画の背景に置かれている。その点で、あまり主人公たちの感情には入り込めなかった気がする。 けれども、映画を観ながら思った。 この映画は、人間は、何らかの犠牲の上に立って生か…

ブラックスワン

国際線機内映画で観た。 主人公が持つコンプレックスは、ノルウェイの森の幼なじみ女性と同根のコンプレックス。そういう掘り下げ方ばかっかりかよ。やれやれ。 と、思いきや。 いよいよ舞台の日。舞台が始まる前からの一連の流れには、圧倒された、圧巻だっ…

ノルウェイの森

国際線機内映画で観た。 物語に、納得感が持てなかった。リアリティに欠いた。 画作りが、素敵で、詩的だった。

ツーリスト

国際線機内映画で観た。 ベニスの風景がよかった、ってとこかな。(ピリオド)

雑記 在庫整理、蔵出し

中小企業対策が重要なのは、経済成長のための次の種を蒔くため。弱い企業を保護することを自己目的化しているわけではない。 一票の格差意見広告。広告で格差何倍と訴えるだけでなく、完全均衡で票を配分した姿絵を示した方がいい。 人口密集地域の議員数の…

iOS デバイスへのリクエスト

メディアプレイヤーにおけるABリピート再生。 iPod nanoにあるFMラジオチューナーを、他デバイスにも展開。

なぜ「科学」はウソをつくのか(竹内薫)

なぜ「科学」はウソをつくのか作者: 竹内薫出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2009/10/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 243回この商品を含むブログ (9件) を見る科学ライター 竹内薫 が綴る科学の舞台裏。科学の担い手、育て役、発信者…