2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

聞けなくなるテレビ音声 地デジ

地デジでは緊急地震速報が間に合わない、という議論。地デジ導入の目的は、情報をデジタルで圧縮することで、電波の有効利用と文字情報の伝達、情報の双方向伝達であり、速報性のことはどれだけ優先順位として上がっていたであろう。 幼稚な議論が多い中で、…

日経連載 やさしい経済学-21世紀と文明

国内、国際の多様化、混迷化の深度が進む価値観の在り方を、政治思想史、数理社会学の研究者が、「デモクラシーのモラルと秩序」(宇野重規)(6月12日〜23日)、「新しい共同性を求めて」(盛山和夫)(6月24日〜)として、それぞれ論じている。

「学者のウソ」掛谷 英紀(ソフトバンク新書)

エセ科学、エセ社会科学の俯瞰像はおもしろかった。 でも、言論責任保証協会って大丈夫? 「20年後のフリーター博士の数の予測*1」にしても「今後5年の間に、長時間労働が減ることはないとの予測*2」にしても、審査方法において適用している統計が何を指し…

「すべらない敬語」梶原 しげる(新潮新書)

彼流の皮肉の臭みはあるが、緩急自在の梶原しげるらしい筆致はおもしろい。

最近読んだもの

「高熱隧道」吉村 昭(新潮文庫) 「黒部の太陽」よりも前の、黒部の壮絶な実話。雑誌「冤罪File」2008年06月号(キューブリック) 警察官も裁判官も、警察署、裁判所という組織の中で仕事をしているということか。陰惨な気持ちを義憤へ。