菅直人というリーダー
- 人の手柄は、俺のもの
浜岡原発停止「要請」会見機会を、海江田経産大臣から召し上げ、首相が執り行う。(2011年5月)
- 人の仕事に、口を出す
「開門調査はするが、開門を命じた判決は受け入れない」という農水省の方針に対して、首相は受け入れず上告をさせないことに。(2010年12月)
- 人のせいにする。
中山義活経産政務官に対して、副大臣昇格を自分が直接提示しておきながら、「国会対策委員会が反対している。なかったことに」とキャンセル。(2011年6月)
安住国対委員長は、国対として「誰も聞いていない」。
- 言いっぱなしで、責任を取らない。
原発ストレステストを位置付けのないまま提起。後からの調整は、人任せ。(2011年7月)
- コミットメントは、竜頭蛇尾
施政方針演説で「今年6月までに社会保障改革の全体像とともに、必要な財源を確保するための消費税を含む税制抜本改革の基本方針を示す」と表明(2011年1月)。
しかし、与謝野経済財政大臣に内容取りまとめをさせるも、民主党内の合意形成に自ら乗り出した形跡は見られず。
「社会保障・税一体改革成案」は、政府・与党社会保障改革検討本部決定(6月30日)、閣議報告止まり(7月1日)。この案は、内閣の意思ではない。
- 内閣の管理職として、役割配分ができない。
福島第一原発の状況報告役を、経済産業省や内閣府科学技術政策担当、福島原子力発電所事故対策統合本部という担当があるにも関わらず、長期に渡って内閣官房長官に課したままだった。
原発担当首相補佐官を設けたのは4月15日。復興担当大臣(及び原発事故担当大臣)を設けたのは、6月27日。
- 経済が読めない、日程が読めない。
日本国債の格付け引き下げについて、「そういうことに疎い」(2011年1月)
公債発行特例法案を成立させる日程は、いまだに見えてこない...