ブラックスワン

 国際線機内映画で観た。

 主人公が持つコンプレックスは、ノルウェイの森の幼なじみ女性と同根のコンプレックス。そういう掘り下げ方ばかっかりかよ。やれやれ。

 と、思いきや。

 いよいよ舞台の日。舞台が始まる前からの一連の流れには、圧倒された、圧巻だった。
 主人公が持つ別のコンプレックスがハジける。ストーリーが虚々実々。映画だからこその、映像表現。

 映画の終わりまで、怒濤の展開。

 これには、やられた。

 機内モニターではなく、スクリーンで観るべき、