映画

選挙

話題のドキュメンタリー映画といえば、最近ではマイケル・ムーアの Sicko シッコなのかもしれないけれども(そういえば、まだ観覧していない*1)、どっこい、足下の日本発のものはどうだろう。 川崎市議宮前区補欠選挙に落下傘立候補した山内和彦・さゆり夫…

転校生 さよならあなた

いろんな人の思いが、私の心の中のスクリーンで乱反射。 監督、 4人のヒーロー・ヒロインの主人公、 主人公4人化を提案した原作 山中恒、 「さよならあなた」というプライベートな素敵な曲を主題歌提供した寺尾紗穂、 尾道転校生などの大林組の名脇役たち…

大林宣彦×浜村淳

[ オリンパス | FotoPus | 大林宣彦ブログ 雨撮晴記]の2007年06月14日 《転校生》の25年!から。 これは、MBSラジオ ありがとう浜村淳です|MBS1179 FM906 6月11日放送 のものと思われ。 桜井一枝さんも写っている!番組ウェブの写真とは、また違う印象。

「転校生 さよならあなた」と寺尾紗穂

(TBSラジオ Life公録の続き) 公開録音限定で室内に流された音楽のうち、最後の選曲はサブパーソナリティ森山裕之による選曲で寺尾紗穂「さよならの歌」。 森山裕之が編集長を務めるQuick Japan Vol.71(07年4月刊)では、6ページ記事で「寺尾紗穂セカンド…

俺は、君のためにこそ死ににいく

「男たちの大和」を思い出しても、アメリカの戦争映画(日本で上映させるアメリカ映画)と日本の戦争映画と、両者の間の作成意図に違いがある気がする。 (20日(日)補記 新文芸座、7,8割の客の入り。)

2本立てスクリーン上映『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』

昨年のクリント・イーストウッドの2部作『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』5月19日から2本立て上映。先のゴールデンウィークでは、この2本のDVDが出たばっかりなんだけどね。 やってくれます、池袋、新文芸坐。足を運びたい。

もう《さびしんぼう》は作り得ないだろうな、と思う

[ オリンパス | FotoPus | 大林宣彦ブログ 雨撮晴記 ]の2007年04月26日 にこにこ写真日記から。 少女時代の写真なぞ一枚しか無い時代だから成り立った物語である。《転校生》はこの度二十五年振りに再映画化したが、この写真が一杯ある時代に、もう《さびし…

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

映画に足を運んだのは、樹木希林を観たかったら。目の障害で片方の視力を失って以来、主役級で彼女の長編作品を見ることはできないのではないかと思っていたから。 (以下、映画の機微に触れる部分あり。) 映画とは、テレビとは違って、あり得ない魔法を観…

それでもボクはやってない

2時間超の長尺が飽きない。濃い体験ができる。脚本(ほん)も、セリフも、練り上げられている。 法廷の空気感を得るためには、映画館の空間に身を置くべきである。日常の居間のテレビで見ては価値が半減。

幸せのちから

主人公の「努力」「がんばり」の影はかいま見えたけれども、むしろ家族・親子に多くの光を当てたドラマになってしまっていた。もっとも「努力」「がんばり」を中心にすえてしまったら、映画が乾いてしまうだろう。 今は、自分の中の”動機付け”を高めるものに…

007カジノロワイヤル

ハリーポッターと、ロードオブザリングと、あと、エラゴンとか?、の区別が付けられなくなったような私。 007シリーズを初めて観た(スクリーン、テレビを通して)私にとって、カジノロワイヤルは、見応えあった。2時間2分が長くなかった。振り返れば中…

フラガール

黒いダイヤ掘りを内なる誇りを胸にして代々やってきた地域の人たちが、石油という時代の流れにあらがおうとする。「時代が変わってしまったんだよ」というセリフを耳にして、それを自分の中でちょっと反芻してみる。 常磐ハワイアンセンターの成立経緯に対し…

大林宣彦新作 22才の別れ〜Lycoris葉見ず花見ず物語

http://www.diaxnet.com/html/22age.htmhttp://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=61一般公開は、来秋とか言ってる...

拝啓天皇陛下様

銀座、東劇による、没後10年「名優 渥美清特集」の一作品。 ハコの客の入りは1割。でも、いい映画だったよな。場内には笑い声が何度も。

蟻の兵隊

扱っているテーマは重要だと思うのです。 でも、映画作品としては、予習をしてきていない鑑賞者にはかなり不親切なものに思われました。映画の進行に十分付いていけませんでした。ドキュメンタリーという撮影技法のため音声も聞き取りづらかったし。 正直、…

時をかける少女(細田版)

正直、ヤラレました。 映画として、かなりヤバイです。「アニメ映画だなんて」と、内心おとしめていた気持ちがありましたが、これは一般の映画として成立してます。 もっとも、プロットの端々(はしばし)には、ほつれ目が見えたりもしているが、映画を観る…

m:i:3

チケット屋で券を買って1000円で観た。ま、この値段で、こんなもんなら、いいかな。

時かけ

7月15日の時をかける少女は、今の時代に、イケるでしょうか? アニメ化というのはどこかで小耳には挟んでいたのだけれども(内心、眉をひそめた)、金剛地武志 J-wave Tommorow でその主題歌歌手(奥華子)がゲスト出演しているのを聴いて、急にグッと.…

THE 有頂天ホテル

脚本家の三谷幸喜という人の脚本は、映画というよりも、舞台なのだろう。彼の脚本文体はテレビに近いようにも思えるが、そんな堕落はしていない、たぶん。 舞台脚本家による映画と思うことで、なかなかのもの、とおもしろく観ることができる。

男たちの大和/YAMATO

今更だけど、見てみました。 この映画が持つ文体には、映画の終わり近くまで少々白けっぱなしでいた(理由はすぐ下で述べる)。しかし、大和を降りた帰還兵が亡き戦友の母を訪ねる、というシーンになって、やっとわかった。 大和に関わった当事者たちに膨大…

立喰師列伝

id:hottokei:20060326#2 から続く。 予告編や、新聞、雑誌から受けてきた新しい「映像表現」の映画、という印象と異なり、これは登場人物やナレーター(むしろ弁士か)が「語る」言葉の映画である。 登場人物らの弄する難解なテキストを耳に取り入れて、自分…

かもめ食堂 シネスイッチ銀座初回舞台挨拶

封切館シネスイッチ銀座へ、封切り日に。 しかも、初回映写。 さらに、初回映写直後には監督、主演3人、原作者の5名による舞台挨拶付き。 映画の舞台挨拶というイベントに行くなんて、学生時代以来ではないだろうか。 シネスイッチ銀座での舞台挨拶は、こ…

日本ではたぶん見られないだろうけど、見てみたい。

http://www.flockofdodos.com/

タイ映画三昧

http://c.gyao.jp/movie/7mach/# どうしようもないC級映画。 でも。 タイのラジオ局ならどこでもやっている定時の時報と国歌(私にとっては、ごくありふれた、愛すべき、タイの日常音風景)。それをモチーフにして群衆が蜂起するシーンに仕立て上げられたこ…

世界の中心で、愛をさけぶ [VHS](ビデオで鑑賞)

助けてください。助けてください。こんな安っぽい筋書きの作品を”社会現象”などとちやほやする現代の日本の映画界は、救われるのですか? 映画はいろいろな見方ができる。例えば、現実に若くして恋人をこの世から喪失した人にとってこの映画の断片を何かの助…

ゲロッパ!(DVDで鑑賞)

井筒和幸監督作品は、「のど自慢」以来。上記「ぼくんち」と違って、わかりやすすぎ。深みの程度は、映画ではなくテレビで観るのがちょうどよかった。 ヒロイン役の常盤貴子が、テレビドラマ的。それ以上にテレビドラマ的存在感を放ち過ぎて他の役者を食って…

ぼくんち(DVDで鑑賞)

程度の違いがあるが、私にも感覚がある、町や人の貧乏くさいささくれた空気がよ〜く醸し出されていた。 一方、私が日本映画で嫌いなところ、終盤戦にミョーなBGMのミョーな幻想シーンでカタストロフィー(大団円)になだれ込む、というパターンだった。 主演…

キル ビル Vol.1(DVDで鑑賞)

突き抜けており監督のこだわりを随所に感じる。しかし、バイオレンスは私の趣味でなく、勘弁。

コンスタンティン

禁煙推奨映画という価値はある。それ以外の点に関しては、ハリウッドのこの手のアクション映画は、やはり皆同じように見えてしまうということを再確認。

グッバイ、レーニン!(DVDで鑑賞)

ベルリンの壁崩壊という歴史的イベントが、映画のモチーフに。映画への愛情を感じる映画。 観ていた、世界大戦中を舞台にした映画のような感覚を得た。壁崩壊は10年ちょっとしか経っていないことのなのに。