幸せのちから

 主人公の「努力」「がんばり」の影はかいま見えたけれども、むしろ家族・親子に多くの光を当てたドラマになってしまっていた。もっとも「努力」「がんばり」を中心にすえてしまったら、映画が乾いてしまうだろう。

 今は、自分の中の”動機付け”を高めるものに触れたいのだけれども...。その意味で、期待に応えてくれているものではなかった。

(以下、少々ネタばれ)

 映画の宣伝では「実話に基づいた感動作」と言っているけど、映画冒頭に出てくるのは inspired by a true story というテロップ。based on a true storyでは、ない。

 成功のためには"good with people" and "good at math"