アカデミックマーケティングという詐欺

 nikkeibp.jpの記事「テレビの「ウソ」に要注意、氾濫する健康情報を鵜呑みにするな!」から

 オンエアされた番組を見た教授はびっくり。何と教授のコメントはボツとなり、代わりに別の著名な学者が、教授が言わされそうになった「ウソ」を言っていた。学者も人間だし、研究費をたくさん集めたい。これは、決して特殊な話ではないのだ。

 この記事では、日本テレビ系列の「おもいッきりテレビ」の”演出”について述べている。

 他にも、健康のためだったら死んでもいいと思っているような視聴者が飛びつくテレビ番組はフジテレビ系列「あるある大事典」。

 これが合体すると、メール情報配信サービス おもいっきり、あるある!www.omoaru.comというネットビジネスが生まれる。他にも、

Knowledge is Power. 健康ビジネスを加速する

という耳障りのよい売り文句の「ヘルスインフォトラック」というサービスも。

 企業の社会的責任、Corporate Social Responsibility CSR に対する世間の目が厳しさを増す中、食品、流通、情報通信業が激しく指弾されているのを他人事として、演出の名を借りた偽装や不正を、メディアや研究者が働くような真似をすることは、許せない。

 NHKは、プロジェクトXに対する疑問の声には、何ら答えていない → プロジェクトX これまでの放送内容の” 第171回 5月10日放送「ファイト!町工場に捧げる日本一の歌」”にはリンクを張ることもしていない。

 研究者は、日本学術会議による科学における不正行為とその防止についてを読むべし。政府予算が激しく切り込まれる中、知的立国の名の下、科学技術研究費が例外扱いを受けていることの責任が問われる。