Tivoli Audio Model One

 衝動買い。

 ラジオを聞くことしかできないラジオ。へだらなラジオなら1ダースでも2ダースでも買えてしまうような値段の、ラジオ。

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 幸い、期待に応えてくれる性能。BOSEスピーカーは持っていないけれども、それみたいな、いい音である。こんな音と声で聞かせてくれるラジオはない。

 しかも、内部アンテナでもAMの感度はかなりよく、また、電気ノイズにも強いようである。家の中では聴取困難だったニッポン放送が良好に受信できる。

 アメリカ生まれのブランドであり、ウェブhttp://tivoliaudio.jp/やカタログにおける受信性能に関する解説はFMのことばかり書いてあるが、AMでもかなりのものである。

 それでも、文化放送を聞くには、まだまだ非力である。

 外部アンテナもAM用、FM用、それぞれ取り付け可能。購入時には、電線状のFMアンテナが付属しているが、AMアンテナにはない。

 そこで、手持ちのAMループアンテナにTivoli AudioのAMアンテナジャックであるミニプラグを半田付けして、外部AM接続端子に挿してみるが、MODEL ONEは無音状態になってしまう。

 無音状態、というのは放送局が存在しない周波数であっても聞こえるバックグラウンドノイズさえ、なくなってしまう、という意味。

 FMの場合、FMアンテナの内部/外部の切り替えスイッチが背面にあり、そのスイッチは良好に機能。実際、外部アンテナにするとより遠くの局が明瞭に聴ける。

 一方で、AMには内部と外部の切り替えスイッチはもともとなく、外部AM接続端子にミニプラグを挿すと、その瞬間、無音状態。

 このように、純正品以外のミニプラグを挿すと無音になるというのは、本製品の仕様なのかどうか、それとも、私が購入した製品が異常なのか、Tivoli Audioサイトの問合せ窓口に聞いてみるが、なしのつぶて。

 高い値段を払っているのは、手厚いサポートがあってこそと思うのだが。

 なお、Tivoli Audioの内外価格差は、ひどい。MODEL ONE、日本では32,550円。アメリカでは、$149.99。2倍以上である。