Podcastingを復権のきっかけに

 国内ラジオ放送局でも Podcasting が立ち上がり始めている。

 インターネットの登場により、新聞、雑誌には World Wide Web という競合相手が登場し、テレビにはストリーミング放送(正確には、ストリーミング通信か)という競合相手が登場したが、ラジオ放送局にとっては、Podcasitngである。

 競合相手という意味には、資本を持たなくても情報発信ができるという個人もその範囲に含む。

 しかし、見方を変えれば、Podcastingは、ラジオ復権のきっかけにもなりうる。Podcastingで得たmp3を再生するデバイスが ラジオ受信 できるようになればよい。ラジオ業界は、その働きかけをすべきである(なぜか、この商品領域は、Apple iPod がなぜか踏み込んでいない)。

 Podcastingの世界に足を踏み入れることは、フィルムカメラデジタルカメラに変わったかのような使い勝手になる。もっとも、ネットにつながっていても、それはリアルタイムではない。電波こそリアルタイム。これが強みになる。

 NTT Docomoは、AM/FMラジオチューナー搭載携帯電話を発売しているが、個人的にはAMチューナ付きmp3プレイヤが出れば今あるものを買い換えたいところ。

 ラジオ業界はこのことを早く進めるべきである。mp3再生デバイスはじきに音声デバイスから映像デバイスに移行し始めてもおかしくないからである。(映像受信デバイスとしては、青色吐息の モバHO! 産業が手を出し始めても、実はおかしくない?)お株をテレビに奪われるよりも前に、その地歩を固めるべき。