ほんまかいな「3人に2人がパソコン利用 年賀状作成で」

 日本人全体で見て、それだけIT利用が進んでいるのか?少々違和感。

 3人に2人がパソコン利用 年賀状作成でYahoo!News共同通信

 3人に2人がパソコンで年賀状を作成していることが筆記具大手のパイロットコーポレーションが29日までにまとめた年賀状に関するアンケートで分かった。パソコンから電子メールなどの電子年賀状を送る人も多く、手軽に個性を表現できるパソコン利用が加速している実態が浮き彫りになった。
 アンケートによると、「今回出す年賀状のタイプ」(複数回答)で「パソコン利用」との回答が前年比12・1ポイント増の67・8%と、26回目の調査で初めて3分の2を超え、大差の首位だった。
 2位は「その他」の17・3%だが、パソコンや携帯電話による電子メールや動画などという回答が大部分を占めた。

 別のサイトを見てみよう。

「年賀状出したくない相手」、初めて取引先がトップにnikkeibp.jp

 パイロットコーポレーションは2005年12月8日、来年の年賀状についてのアンケート調査結果を発表した。「できれば年賀状を出したくない相手」で、初めて「取引先」がトップとなり、これまで首位を維持していきた「上司」は2位に転落した。

 首都圏の企業・団体などに勤める20代〜60代のビジネスマン・OLら500人に聞いた結果を集計した調査。

 はー。調査対象は、日頃PCを使わざるを得ない人たちばかりではないか。

 パイロットコーポレーションのサイトではこのことをフォローしていないが、日経プレスリリース「パイロット、首都圏の「ビジネスマン・OLの年賀状」に関するアンケート調査結果を発表」(2005/12/08)に情報源を見ることができる。

 それによると、

 日本独特のお正月の習慣として、また普段会えない人へのコミュニケ−ション手段として、私たち日本人にとって欠かすことのできないのが年賀状のやりとり。当社では、日本人の書き文字文化の象徴とも言える年賀状をテ−マに、毎年『ビジネスマン・OLの年賀状に関するアンケ−ト調査』を行っています。今回で26回目の本アンケートは、首都圏のビジネスマン・OL等を対象に、2006年(平成18年)用お年玉付年賀はがきが発売された11月1日から10日間にわたり調査を実施いたしました。

調査期間:2005年(平成17年)11月1日〜10日
調査方法:留置法による自記式
サンプル数:500
年代別サンプル比(概数):
       男   女
 20代  65  95
 30代  85  85
 40代  75  40
 50代  40   5
 60代  10   ‐
調査対象:首都圏の企業・団体等に勤務する20代〜60代のビジネスマン・OL等

 企業・団体等の”個人”にどのように留置法をやったのか?第一生命サラリーマン川柳方式で、パイロット営業担当者が得意先回りの中から集めた数字だろうか。

 「年代別サンプル比(概数)」の中の数字が、5の倍数にしかなっていない。本当に概数!

 この調査は、26回目を数える伝統の調査らしい。恐らく今年も12月になると、公表されるのだろうか。そのとき、

 「パソコン利用」との回答が前年比12・1ポイント増の67・8%と、26回目の調査で初めて3分の2を超え、大差の首位だった。

が、どのようになっているのか。

 今から楽しみである。