統計理解力と新聞
品川区長選 20〜30代高い関心、ネット調査、7割「投票する」
8日に投開票される品川区長選・区議補選で、区内の20〜30代の70%が「必ず投票に行く」「おそらく投票に行く」と回答、高い関心を示している
ここまで読むと、大変おめでたい記事だが、
と回答、高い関心を示していることが、インターネットアンケートの結果で分かった。また、政策優先で候補者を選ぶ傾向も強く、若い世代は政策論争を期待しているようだ。
産経新聞は、調査方法について
アンケートを行ったのは、自治体への政策提言やコンサルティング業務を行っているNPO法人(特定非営利活動法人)「政策過程研究機構」(PPI)。これがポータルサイト「ヤフー」のアンケートシステムを利用して、9月26〜28日、品川区内在住の20代256人、30代493人(男性317人、女性432人)から回答を得た。
と紹介しているが、情報源であるところの政策過程研究機構なるところによる
回収率=45.3%
ということは報じていない。
政策過程研究機構は、回収率が45.3%であることよる調査結果の読み方についての注意は特に見あたらない。
また、この機構のリリースを記事にしている新聞は、google news検索の結果では、産経新聞だけである。