食品の放射性物質検査。手を回しきることができるのか?

食品の放射線、国が抜き打ち検査 6都県対象 8月24日asahi.com

東京電力福島第一原発事故による食品の放射性物質の検査を巡り、厚生労働省は24日、検査実績の少ない自治体の食品をスーパーなどで買い上げて調べる「抜き打ち検査」を始めたことを明らかにした。厚労省幹部は「不足しているデータを補完することで、消費者に安心感を与えたい」と話している。

 食品の検査は、これまでに全国で約1万4200件実施されている。しかし、都道府県によって検査体制が異なり、品目や頻度にばらつきがある。

 このため厚労省は、検査頻度の少ない岩手、山形、宮城、埼玉、東京、神奈川の1都5県で生産された食品を流通段階で購入して調べることにした。過去に国の基準を超えた茶葉やキノコ類、果実、牛肉のほか、コメや卵など食べる量の多い食品を対象にする。

 現在、日本にある放射線検査機器の数とその業務に従事している人数に基づいて推定できる1日当たり検査可能数ってどうなのだろう。

 1日当たりの食品出荷数の関係を考えると、キャパシティとして、無理がない?

 標本調査としてどの程度の有用なものになっているのだろうか。

 福島第一の原子炉炉心に投入している冷却用水の量と、浄化装置の処理容量との関係の比較の問題もあるが、それ以上にこのことは難解なのではないだろうか。