厚労省の診療データ 約8割が活用できず
11月3日のNHK報道。他の報道機関は、報じておらず、厚生労働省サイトにも載っておらず、一次情報が不明。
厚労省の診療データ 約8割が活用できず
厚生労働省が4年前からデータベースに蓄積している診療報酬明細書のおよそ58億件のデータのおよそ80%が、特定健診のデータと突合できず、糖尿病など生活習慣病の対策に活用できなくなっていることが分かりました。
厚生労働省は研究班を作って原因の調査を始めました。
このデータベースは、生活習慣病の対策に役立てようと、特定健診でメタボリックシンドロームと診断された人が、その後どのような病気になりいくら医療費がかかっているかなどを分析するため、厚生労働省が、4年前に5億円余りをかけて導入しました。
これまでに、40歳以上が受ける特定健診などのデータがおよそ9000万件、その後どのような医療を受けいくらかかったかが分かる診療報酬明細書のデータが58億件余り、名前や生年月日を暗号化して登録されています。
しかし、厚生労働省が去年、同じ人について健診と明細書のデータを突合して分析しようとしたところ、明細書のおよそ80%のデータが突合できなかったことが分かりました。
厚生労働省は、名前のデータが健診ではかたかな*1だったのに、明細書では漢字だったことなどから、暗号化する際、違う記号になった可能性があるとみて、専門家による研究班を作って原因の調査を始めました。
厚生労働省は「想定外のことで、原因を突き止めて、何とか突合できるようにしたい」としています。
特定健診と診療報酬明細書の比較分析用データベースを構築していた4年前って、消えた年金問題で、紙台帳とコンピュータ記録の照合のことが嫌になるくらい聞かされてた時代だっただろうに。
バカさ加減をあげつらって嗤うよりも、具体的に税金を無駄にした責任を問うべき。
厚労省の診療データベース、データの不備によって突き合わせできず | スラド
*1:まま