課題設定: オールド・メディアにおけるロングテール・マーケティング

 ビデオリサーチによる”伝統的”視聴率調査・聴取率調査に対する、素朴な疑問。

 TBSラジオ Lifeの番組ブログメールお待ちしています! (文化系トークラジオ Life)から。

黒幕(プロデュサーはせがわ)の蛇足

 もちろん僕も同じ気概で聴取率調査週間に臨んでいるわけですが、ラジオ、特にLifeみたいな番組についてはこういう方法とは別の評価の仕方があってもいいんじゃないかという気もしています。「無作為に選ばれた12歳〜69歳の男女3000人のうち、何人が聴いたと記入するか」っていうやり方では見えてこないリスナーがいるんじゃないかと。

 とはいえ、現状ではこの調査が唯一のオフィシャルな数字ですし、少しでもいい数字が取れれば番組の今後にもつながるのでぜひよろしくお願いします。また、調査圏外でウェブ中継で聴いている方も聴取率の数字そのものにはなりませんが、アクセス数などは大事な材料になりますのでぜひ生放送で聴いてください。

 無作為抽出調査は、設定された母集団の平均比率を統計的に推定するための方法としては科学的な接近方法。

 でも、この番組プロデューサー氏が欲しいのは、すき間市場、ニッチマーケットがどれくらいのボリュームになっているのか。

 Lifeというこの番組、書店・出版業界には注目されているようなのだけれども、番組の放送そのものは、一年以上、番組スポンサーに恵まれていない。


 ラジオを、ロングテールマーケティングする方法論をひねることができるか。古典的i-modeビジネスモデルや、Podcasting、Last FM的な形で。

 考えてみると、テレビは、それを地上デジタル放送のデータ通信でロングテールマーケティングを実現しようと狙っているように思える。その実効性は...どうなんでしょう。

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