主婦の“へそくり”平均は241万円

 損保ジャパンDIY生命は、ボーナスシーズンごとに「調査」と称するものをやっているらしい。

【報道資料】2006年1月18日損保ジャパンDIY生命

サラリーマン世帯の主婦500名に聞く「2005年冬のボーナスと家計の実態調査」

冬のボーナス「増えた」は約4割、その平均アップ額は12.7万円
全体の約9割は、「夏冬支給のボーナス制度」を支持
主婦の“へそくり”平均は241万円!一方で夫の“へそくり”無しは76%!

 損保ジャパンDIY生命代表取締役社長:加荑等)では、全国のサラリーマン世帯の主婦500名(20〜50代の各年代毎125名 平均39.9歳)を対象に、2005年冬のボーナス(手取り額)と家計の実態をテーマとしたアンケートを、2005年12月9日(金)〜12日(月)に実施いたしました。

 リリースでは、調査客体に関するフェイス事項に関するいくつかの度数分布を示している。

全 体

年代      
 20代
 30代
 40代
 50代

 年齢階級別割当法であることがわかる。お気楽なインターネット*1による投票アンケートの典型。

 それにしても「主婦」のうち20代というのは近年では珍しいのだけど、割り当てをどうして均等に行うのだろう。


夫の役職
 課長以上 
 係長・主任
 役職なし 

 役職分布が、逆ピラミッドになっています。


住宅ローン
 ある
 ない

 持ち野か借家かは把握しているのだろうか。


子供の有無
 い る
 いない

 夫婦の三分の一以上が子なし。これも少子化の表れとでも?


世帯年収
  400万円未満   
  400〜 600万円未満
  600〜 800万円未満
  800〜1000万円未満
 1000万円以上   

 共働きかどうか片働きかでコントロールしなくてよいのか?


ボーナス
    50万円未満
 50〜 100万円未満
 100   万円以上

 上に同じ。

*1:

 この手の「数字さえ出せばマスコミが話題にしてくれる」という根性に根ざしたプレスリリースを、何も考えずに「報道」するマスコミのことを私は軽蔑する。

 ただ、プレスリリースには何ら触れられていないにもかかわらず、この「調査」の調査方法がインターネットであることをasahi.comが明らかにしているのは、好意的に見れば、せめてもの新聞社の良心なのだろうか。