学会と産業界 日本の競争力

 日経コンピュータ1月23日号の特集は、興味深い。

IT関連学会の憂鬱 遠ざかる産業界との“距離”

 日本の情報システム担当者やIT技術者の“学会離れ”が深刻化している。国内最大のIT専門学会である「情報処理学会」は、この10年間で26%に当たる 7000人強の会員を失った。そのほとんどが産業界の人材だ。学会の衰えは、産業界の衰退につながりかねない。日本のIT関連学会は、なぜ機能しないのか。その実態に迫った。

  • 見放される情報処理学会
  • 学会の低迷が産業界に落とす影
  • 米国の学会は38億円稼ぐ
  • 産学連携の模索が始まる
  • 「私が学会と産業界の関係を変える」――情報処理学会会長インタビュー

 上の柱書きの中で、38億円稼ぐという米国の学会とは電気電子学会 Institute of Electrical and Electronic Engineers (IEEE)のことである。

 稼げる学会とは、稼げる大学、産学連携にもつながるかもしれない。