Parallels上の仮想WindowsにおけるCドライブディスク容量拡大の手順
MacのParallels仮想マシンとして設けているWindowsCドライブディスク容量が足りなくなった(Windows 10アニバーサリーエディションを入れようとしたら、ディスク容量が足りないと文句を言われたため)。そこで、容量拡大を施した。
通常のDOS/Vマシン上のWindowsであれば、[PC]-[管理]-[コンピュータの管理]-[記憶域]-[ディスクの管理]をいじれば済む話である。ところが、これがMac上に仮想化したWindowsでは手間取ってしまい、かなり行きつ戻りつしてしまった。
自分の備忘録として、やった手順を、以下に記しておく。
1 前処理
1.1 仮想Windowsの中で、システムのバックアップ
以降の過程を失敗した場合の保険として、バックアップをまず取るおく。
1.1の補足説明 この手順が面倒ならスキップしても構わない。しかし、以降の過程を失敗した場合の結果は、ご自身で責任を取って下さい。
1.2 Parallels上で作っていた、仮想Windowsのスナップショットを削除
私の場合、Paralles上で、仮想Windowsのスナップショットを、以前作っていた。
これを削除する必要があるために、Parallels Desktop コントロール センター の「スナップショットの管理」から、以前作っていたスナップショットを削除をする。
1.2の補足穂説明 既存のスナップショットがあると、2の段階で Parallels から以下の文句を言われてしまう。「1つ以上のスナップショットがあるため、ハードディスクのプロパティを編集できません。 このディスクは1つ以上のスナップショットがある仮想マシンに属しています。スナップショットを削除してから、やり直して下さい。」
1.3 仮想Windowsをシャットダウンさせ、窓を閉じる(サスペンドする)。
2 本処理
2.1 ParallelsにおけるWindowsに割り当てていたディスク容量を拡大
Parallels Desktop コントロール センター の Windows 上で「構成」から、[ハードウェア]-[ハードディスク1]を選び、編集ボタンを押す。
ここで、まず、ParallelsにおけるWindowsのディスクサイズを拡大することができる。
2.2 仮想WindowsのCドライブ容量を拡大
2.2.1 仮想Windowsを起動
Parallels Desktopコントロールセンターから窓をレジュームし、仮想Windowsを再開する。
再開した仮想Windowsの Cドライブの容量を確認しても、この時点では、容量は拡大してくれてはいない。
仮想Windowsで、[PC]-[管理]-[コンピュータの管理]-[記憶域]-[ディスクの管理]を出してみる。そうすると、せっかくParallelsで拡大した分の差分(増分)のことが「回復パーティション」として扱われていることがわかる。この「回復パーティション」を解放してあげる必要がある。
そこで、Windowsの中でも、以下の2つの手順を踏む。
2.2.2 回復パーティションを削除する。
「コマンドプロンプト(管理者)」で以下の作業する。
pcmanabu.com
(「ITスキル習得サイト PCまなぶ」さんを参考にしている。お世話になりました、ありがとうございます。 )
2.2.3 Cドライブディスク容量を拡大する。
[PC]-[管理]-[コンピュータの管理]-[記憶域]-[ディスクの管理]を出してみる。目的とするCドライブの上でマウスを右クリックして「ボリュームの拡張」を呼び出し、上で確保したすき間をCドライブに食わせる形で拡大させる。