電子レシート構想5 待ち望まれる電子クレジットカード明細との自動突き合わせ機能
2011-08-07電子レシート構想 - 繰り言
クレジットカードの利用明細が、紙の郵送からウェブ閲覧に移行しつつある。
電子レシート構想の第1段ではこのように記した。
ここで指していることは、1ヶ月分のカード支払いの料金を請求してくるクレジットカード会社が発行するものである。カードで支払った決済一つひとつのことではない。
ところで、個々の決済の請求の電子化は、振り返ってみれば相当進んでいる。
例えば、電話料金の支払いは、クレジットカード引き落としでできるようになって久しい。
他にも、ガス料金、電気料金*1、NHK受信料、自治体が経営する水道料金の一部にまでもYahoo!公金支払いによって、実現しつつある。
その他にも、インターネットプロバイダ料金の月払い、ネット通販も、クレジットカード支払いで済ませ、その結果はネットの上で見ることもできる。
このような個々の決済、その記録をネットで見られるなら、これらを指して、電子レシートと言えるのではないだろうか。
ところで、毎月、クレジットカード明細をダウンロードするとき、大量のクレジットカード支払いの紙レシートと付き合わせる作業に少なくない時間を費やしているのだけれども、これって省力化できないだろうか。
クレジットカード会社がウェブで表示してくれる1ヶ月分の電子明細と、事業会社がウェブで表示してくれる個別のカード決済の記録。
その双方が、個別の決済を共通のXMLプロトコルで表現してくれるのならば、そして、それをマッチングしてくれる仕組みをアプリケーションソフトを実現してくれたら、かなりありがたい。
スーパーマーケットやドラッグストアのレシートを紙ではなく電子的にやってくれるのには、まだまだ時間がかかるけれども、先行して、上に述べたアイディアは現実化してくれないだろうか。
ネット大手の楽天や amazon 、価格.com(その傘下で価格登録している企業)が、カード会社と提携して実現してくれないか。あるいは、楽天株式会社が、社内の中で、楽天市場と楽天カードの中で取り組んでくれないだろうか。