岡本太郎美術館(川崎市)

 買い求めたぴあ最終号から、ふと、岡本太郎美術館に行ってきた。建物は、生田緑地という森の谷底にある。別世界な環境。

 展示物についての感想は、スペイン・バルセロナ郊外のダリ美術館でおそわれた感覚(「これ、私の趣味とはちょっと合わない…」という感覚です)を、半分くらい感じた。

 夏休みのせいか、子どもたちがたくさんいた(中学生以下は、入館無料)。この子らは、岡本太郎を見てどう思っているのだろう。なんだかスケッチを取っている子、複数。とにかく、おとなしく観賞してくれているので、邪魔にならない。

 岡本太郎美術館では、渋谷駅の岡本太郎明日の神話」にヒバクのクロニクル(年代記)をChim↑Pomを付け足したこと*1についての言及を探し出せなかった。

 その代わり、企画展の中で、短編映画「太陽の塔乗っ取り計画 特別版」ヤノベケンジを上映していた。大阪万博公園に今もある「太陽の塔」を舞台に立てこもり事件へのオマージュ。

 こんな展示をするくらいの美術館なら、Chim↑Pom明日の神話」だって、そのうち。

 「にらめっこ問答」という、岡本太郎による誌上人生相談を連載していた1980年前後の「週刊プレイボーイ」5〜6冊ほどが、自由に手に取れるようになっていた。相談者が皆、若い。驚いた。今の週プレは読者も高齢化してたはず。*2

*1:アーティスト集団Chim↑Pom(チンポム)が岡本太郎明日の神話に風刺画を追加する様子をYouTubeにアップ - 原宿・表参道.jp

*2:関係ないけど、雑誌ぴあ最終号の読者投稿や、ラジオ聴取者層でも、高齢化があることを思い出した。