音楽再生時のスクラブバー改善提案 iPhone/iPodTouch インターフェイス

 iPhone/iPod Touchで音楽や動画を再生しているときに、再生時間経過(タイムライン)を視覚的に表示してくれる棒状のインターフェイススクラブバー

 スクラブバーをうまく使うと、再生位置を任意のタイムラインに移動させることができる。すなわち、スクラブバー上にある現在の再生位置を示す「再生ヘッド」を指で押さえて下方向にずらし、それを左右にスライドさせる。ずらした再生ヘッドの下位置が下にあればあるほど、スクラブ速度を高速から低速に調整することができる(「高速」→「半分の速度」→「1/4の速度」→「ゆっくり」)。

 この操作により、自分が望むタイムラインに再生ヘッドを持っていくことができるかというと、再生時間が長い(長時間podcast)の場合にはなかなか容易ではない。
 
 特に揺れる電車の中で立ったまま操作するとき、指を使って再生ヘッドを左右にスライドする際に、指は垂直方向にもぶれてしまうので、スクラブ速度が不安定になってしまうのである。
 
 この原因の一つは、指が置かれている水平方向位置によりスクラブ速度の状態が、高速・半分の速度・1/4の速度・ゆっくりと、文字で知らせる形になっているためために、文字の意味を頭でいったん理解しなければならず、直感的になれないことが災いしているのである。
 
 そこで、改善提案。再生ヘッドを指がスライドさせている間、再生バーに時間目盛りを刻んでおき、指の水平方向位置が下に行くにつれて、再生バーの時間目盛りの間隔が広がっていくように見せてはどうだろう。
 
 そうすることにより、操作をより直感的に行うようにできるだろう。