空き家が増えてる

 「入居者募集」、「テナント募集」の案内や、街中で必死になってチラシ・ティッシュ配りをしている不動産営業の人の姿を見る機会が、最近増えてきてる気がする。なんだか、空き家率が「ある臨界値」を超えてしまった、というようにも感じる。

 このことを裏付けることができる統計はあるのだろうか。ちょっと難しいようだ。

 空き家が増えているのは、統計局の5年に1度の住宅・土地統計調査(直近では2008年)の結果から分かる。
 
 月単位での動きは、民間統計で不動産経済研究所が、首都圏・近畿圏で、マンション・建売市場に関して業界データを取っている。供給戸数と契約率の組み合わせで理解しなければならないが、供給が絞られている中、契約率が締まっているわけではない。より細かい情報は、研究所の会員にならないと入手できない。