マーケット・アイ・ミーティング の謎

 報道によれば、マーケット・アイ・ミーティング(MEM)の第2回が9日(金)に開催されたらしい。

 らしい、としているのは、今でも、MEMの情報が、政府系サイトをググっても出てこないからである。

Googleニュースでググると、第2回開催のことは、asahi.comしか報じていない。朝日新聞以外にとって、MEMは報じるに値しないと言うことか。

 そのasahi.comから。

  • このままでは子ども手当の効果は限定的(発言者不明)
  • 最低賃金の引き上げは失業率上昇につながりかねない(発言者不明)
  • 足元の景気状況がいいわけではない。減額するなら、それを来年度の政策に回すのではなく、今年度から始められる施策は始めてほしい(みずほ総合研究所 中島厚志
  • (子ども手当について)手当の支給で需要が増える保育、教育、介護などの分野は、(サービスの)供給力が追いついていない(みずほ総合研究所 中島厚志)
  • (最低賃金の引き上げについて)自動車など輸出産業のコスト増につながり、企業が海外に工場を移しかねない (クレディ・スイス証券 市川真一

 経済官僚を活用して施策案のメリット・デメリットをはじきだし政治判断のための材料を提供するよう、その上で、政治が判断する。その際に、外部の民間人を参考にするべきもの。

 手ぶらで外部の民間人からの指摘を請うているのだとしたら、行政の使い方をわかっているのだろうか。行政と時間を無駄遣いしてやいないか。

 政府は、MEMに関する情報を早く出して欲しい。少なくても、設置目的は何なのか。