2007-08-26 メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書 松永和紀) 本 新書だし、俎上に上がる話題(あるある偽装)が新鮮なうちに、読んでおきたい。 書名にもなっている「メディア・バイアス」が本書のテーマのはずだが、最終章のサイエンスライター(科学ライター)の置かれている立場(悲哀)こそ、著者が訴えたいことだった気もする。そのような構造があること自体、メディアバイアスを生み出す*1。健康食品管理士認定協会 *1:その構造に、総研系でリリースを出さなければいけないエコノミストの姿も想起される。cf 統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか? (光文社新書)(光文社新書 門倉貴史)