言い回しが直ったJR東日本車内アナウンス
上越新幹線に乗った際の車内アナウンス。以下は、一言一句正確なものではないが、趣旨はこの通り。ポイントは赤字部分。
「乗換駅の変更のお知らせです。
特急はくたかをご利用されるお客様は、雪害のため、
はくたかの通常乗換の越後湯沢駅ではございません。
長岡駅まで参られてから、そこで待機しているはくたかにお乗り換えをお願いします。
大雪のため、上越線の越後湯沢-宮内間の不通状態が続いている。特急はくたかの接続も影響を被(こうむ)っている。
さて、気になったのは「参られてから」である。「参る」は「行く」の謙譲語である。
旅客が何かへりくだるようなことなどあるだろうか。神社仏閣のことを持ち上げて「参る」と暗黙の了解で言うことはあるかもしれないが、旅客会社からへりくだるように強いられるような謂われはない。この車掌氏は何の疑問も持たずいつもこんな表現をしているのだろうか。
などと、つらつら考えていたら、車掌氏の次回以降の同じアナウンスでは、気になった部分の言い回しは「行かれる」などに変わっていました。
交通機関など公共性が高いところでは特に社内教育に注意を払ってもらいたいもの。