それでも、やはり、彼の人生は続く。
今日の日経朝刊文化面
「英語で笑わす「はとバス」男 - 臨時ガイド半世紀、ユーモアとデータで喜ばす 佐藤卯一」
彼の本を読んで感動したことは以前 d:id:hottokei:20120501で触れたが、そんな彼が、はとバスの雇用整理の対象になっていたとは。
それをサラッと 充電期間中 と記す卯一さん、いかにも、彼らしい。やはり、こうでなくちゃ。
今は充電期間中
私は在日米軍のラジオ放送などを聴き、独学で英語を学んだ。63年、第1回の英検1級と通訳案内士の試験に合格。その2年後から「はとバス」専属の英語ガイドとして勤めてきた。ガイドは、期間ごとに雇用契約を交わす臨時社員だ。臨時雇いを半世紀も続けてこられたのはギネス記録級である、と誇りに感じる。
近年、原発事故と円高のダブルパンチを受けて多くの通訳案内士が失業状態にある。昨秋に人員整理の対象になった私も例外ではない。悔しい。
現在は都内のカルチャーセンターで講座を開く。その名は「おもしろ『どこでもバス』」。教室を観光バスに見立てて、スライドで各地の名所旧跡の写真を映す。私が英語ガイドの役になって、受講生と共に全国を周遊。来日した外国人を英語でもてなす人が一人でも増えればいい。私なりに、観光立国日本の実現に貢献したい。