実際の居住人口はさらに少ない、200万人割れの福島県人口

福島推計人口 33年ぶり200万人割れ 原発事故で流出 9月1日河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110901t65016.htm

 福島県が31日公表した]7月1日現在の推計人口によると、県人口は199万7400人(男97万120人、女102万7280人)で、前年同期の203万1631人から1.68%減少し、33年ぶりに200万人を割り込んだ。東日本大震災前の3月1日現在との比較では2万7001人減り、福島第1原発事故によって人口が流出したことを示している。

 市町村別で人口の減少幅が最も大きいのは、いわき市の5785人。次いで郡山市4133人、南相馬市3528人、福島市2166人、浪江町1316人。減少率では、1万5959人から1万4907人に減った富岡町の6.59%が最大。
 県人口は戦後、順調に伸び続け、1998年1月1日現在の213万8454人がピーク。その後、緩やかな下降線をたどったが、震災と原発事故により予想より早く200万人を下回る結果になった。

 推計人口は、国勢調査の数字を基に住民基本台帳などで算出する。住民票を移動させないで県外に住んでいる人は県人口に含まれるため、実際の居住人口はさらに少ないとみられる。

 福島県の推計人口によれば、全町民が避難となっている浪江町(現在、町役場の機能は、二本松市にある。)の人口は、6,834人となっている。