トンデモ化する政策、透明性のない行政
首相、中小企業対策に万全期す 参院予算委 - 47NEWS(よんななニュース)
首相は、西洋医学に漢方や自然療法を取り入れた「統合医療」をめぐり「将来的に日本に導入すれば、最終的には医療費の大幅削減につながる可能性が十分にある」と述べ、医療現場への普及に期待感を示した。
報道によれば、厚生労働省は、統合医療プロジェクトチームの初会合を2月5日に開いたとされるが、厚労省ウェブサイトには、会合の議事録、資料はおろか、その存在さえ今日になっても認められない。
報道によれば、プロジェクトチームの資料のリストの中には、ホメオパシーまであったという*1。
ホメオパシーとは、毒を薄めて飲めば薬になる、という考えだが、その薄める度合いは元の物質の分子が1個さえも残っていないものである。(アボガドロ数6.02×10^23の逆数を下回るレベル)。ホメオパシーの信奉者は、それでも効果があると主張する。すなわち、元の物質の波動がその水に残っているのだという*2。
オカルトの世界である。
ま、宇宙人夫婦な人が日本の総理を務めていること自体、オカルトであるが、パロディとしてやり過ごすことには我慢ならない。
*1:催眠療法、オゾン療法… 鳩山「統合医療」は科学的? : J-CASTニュース
*2:私の知識は、わたしたちはなぜ科学にだまされるのか―インチキ!ブードゥー・サイエンスによる。これ以上のことは、はてな上ではホメオパシーFAQ - Skepticism is beautiful(lets_skepticさん)がお詳しいので、ご参照