ラジオを聴きたいなら、BRUTUSに投げ銭を。

 中川昭一財務・金融大臣騒動問題(後に辞任)で、文化放送愛川欽也辞任問題がすっかりかすんでしまった*1

 スポンサー降板が、番組に対するものなのか、文化放送に対するものなのかは定かでないが、ラジオの危機がこんな形で露見するというのはなんとも...

BRUTUS (ブルータス) 2009年 3/1号 [雑誌]

BRUTUS (ブルータス) 2009年 3/1号 [雑誌]

 民放ラジオの広告が減れば、民放ラジオが聴けなくなる。民放ラジオで流れたCMで商品が売れるかどうかの効果測定は難しいけれども、ラジオな雑誌が売れることは直接効果が計れる。

 ラジオを聴きたいなら、マガジンハウスブルータス投げ銭を。

 表紙には、以下の名前が並んでいる。これだけで、かなりのボリュームの記事であることはわかるだろう。

 伊集院光の ぞっとした インタビュー、山下達郎の音圧インタビュー、大沢悠里×ジョン・カビラお色気大賞対談、などなど。

 石野卓球, 伊集院光, 市川亀治郎, 糸井重里, 宇多丸, 大沢悠里, 大竹まこと, 岡田准一, しまおまほ, ジョン・カビラ, 白根ゆたんぽ, 爆笑問題, 福山雅治, 松浦弥太郎, 宮川賢, 山口晃, 山下達郎, M.C.BOO

*1:前代未聞!愛川欽也、怒りの番組終了(デイリースポーツ2月16日)

 俳優の愛川欽也(74)が15日、パーソナリティーを務める文化放送のレギュラー番組「キンキンのサンデー・ラジオ」の生放送中、突然「きょうの放送で番組が終わりになります」と終了宣言した。事前に放送終了の予告もなく、新聞のラジオ・テレビ欄でも最終回の告知がないほど、急転直下の決定。愛川は昨年末でメーンスポンサーが撤退し、新たなスポンサーが見つからなかったことなどが理由と番組内で明かすなど、異例の展開となった。

  ◇  ◇

 突然の終了宣言が飛び出したのは、番組冒頭。明るいキャラの愛川が沈んだ声で「元気にスタートするつもりでいましたが、放送が始まると思いがいっぱいになって何をしゃべっていいか、はっきりしません。(中略)きょうをもちまして(番組は)終わることになりました」と切り出した。

 続いて「4月から次の番組が決まっておりました。(打ち切りが)分かった以上、バトンタッチするまでの1カ月半ほど、お通夜みたいな番組をお送りするのは私の意に反します」と“暴露”。事情説明は延々8分間続いた。

 不況のあおりを受けて、メーンスポンサーが番組を降りたのが昨年末。今年初めからはスポンサーなしの状態で、番組を続けてきた。非常事態を受け、文化放送の営業担当だけでなく、愛川、さらには夫人でタレントのうつみ宮土理も協力し、スポンサー探しに奔走したという。

 しかし、スポンサーは見つからず、3月いっぱいでの打ち切りが決定。愛川は「スポンサーがつかなかったのは、ぼくの力不足」と何度も繰り返し、自らを責めた。一方で「これ以上話すと、いろんなところで愚痴も出ちゃうから、やめます」「今度みたいに、はっきり言ってふに落ちないで番組を終わらせたことはありません」とスポンサー問題以外にも文化放送に何らかの“しこり”が残ったかのような発言もあった。

 番組欄やインターネットで一切、終了が予告されず、番組内で「きょうが最後」宣言という、前代未聞の展開。実は愛川が打ち切りを聞いたのは、この1週間以内の出来事だった。

 文化放送側は「3月いっぱいまで(出演を)続けてほしい」と要請したが、愛川は拒否。ならば、と「リスナーに番組終了を予告した上での終了」を、と22日までの放送を再三要請したが、固辞されたという。

 番組には「やめないで」というリスナーの伝言が多数寄せられ、愛川が涙する場面もあった。

 突然の番組終了を受け、文化放送では、4月まで音楽を中心とした“つなぎ番組”を放送するという。