電子マネーに追い越されている住基カード

 Yomiuri Onlineから

住基カード多機能化「積極的に検討を」…総務省が通知

 総務省は、市町村が交付する「住民基本台帳カード」を普及させるため、カードの多機能化を積極的に検討するよう、各市町村に通知した。

 昨年8月末現在の交付枚数は約68万枚で、住基台帳人口の0・54%にとどまっているためだ。

 EdySuicaに対して、住基カード、水をあけられてしまっていますね。それこそ、電子マネーとコラボするとか。

 住基カードには、

  1. 発行者が市町村であるため利用範囲がその自治体の中に限定
  2. ICカードリーダ/ライタが必要

という2つの軛(くびき)がある。

 前者に関しては、法律でも改正してその軛を取り除かなければどうしようもないだろう。例えば、さいたま都民。自治体の中で限定されていたら、さいたま市の中でどうのこうのとなっても...。それでも地域商店街と手を組んで、地域商業活性化を図るか?

 後者は、「タッチ&ゴー、タッチ1秒」(Suica)や、「ピタ パ」(PiTaPa)の時代に、挿入型のデバイスを要求とする住基カードは、もはやオールドメディアな気がする。

 以前、挿入型ICカードを使ったビジネスモデルの実験である東急、ICカードへの電子チケットダウンロード実験を展開に参加したけど、ちょっとめんどくさかった。