帝国ホテルにも納品されているというシモンズのマットレスシモンズファイバーという繊維に練り込まれているという特殊セラミック鉱石は、特許第3306790号なんだそうだ。

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 マイナスイオンというのは、特許の世界では認知されている用語だったとは。


(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】 平均粒子径が0.2μmより大きく10μm以下の自発分極を持つ粉体と、該自発分極を持つ粉体を、マイナスイオンを発生させるように励起する放射線量が14Bq/g以上40Bq/g以下の励起剤の粉体との混合物からなることを特徴とするマイナスイオン発生粉体。
【請求項2】 前記自発分極を持つ粉体がトルマリンである請求項1に記載のマイナスイオン発生粉体。【請求項3】 請求項1又は2に記載のマイナスイオン発生粉体を樹脂に混練してなることを特徴とするマイナスイオン発生樹脂組成物。
【請求項4】 前記樹脂に対して、請求項1又は2に記載のマイナスイオン発生粉体を0.05〜50重量%の割合で均一に分散させた請求項3に記載のマイナスイオン発生樹脂組成物。
【請求項5】 前記混練物がペレット状に加工されている請求項3又は4に記載のマイナスイオン発生樹脂組成物。
【請求項6】 更に、導電性を有する粉体を含有している請求項3〜5のいずれかに記載のマイナスイオン発生樹脂組成物。
【請求項7】 請求項3〜6のいずれかに記載のマイナスイオン発生樹脂組成物を溶融紡糸してなる繊維であって、前記マイナスイオン発生粉体を0.05〜5重量%の割合で均一に含有していることを特徴とするマイナスイオン発生繊維。
【請求項8】 前記繊維がアルコール洗浄して脱脂した繊維である請求項7に記載のマイナスイオン発生繊維。
【請求項9】 前記繊維が湯洗して脱脂した繊維である請求項7に記載のマイナスイオン発生繊維。
【請求項10】 請求項1又は2に記載のマイナスイオン発生粉体を0.1重量%〜50重量%の割合で均一に含有する塗料であることを特徴とするマイナスイオン発生塗料。
【請求項11】 請求項1又は2に記載のマイナスイオン発生粉体を5重量%〜95重量%の割合で含有する無機物質を無機基材にコーティングしてなることを特徴とするマイナスイオン発生無機基材。
【請求項12】 請求項1又は2に記載のマイナスイオン発生粉体が紙にバインダーを用いて固定されていることを特徴とするマイナスイオン発生紙。
【請求項13】 前記マイナスイオン発生粉体は、紙に対して0.01重量%〜500重量%の割合で固定されている請求項12に記載のマイナスイオン発生紙。
【請求項14】 前記バインダーが高分子エマルジョンである請求項12又は13に記載のマイナスイオン発生紙。
【請求項15】 請求項1又は2に記載のマイナスイオン発生粉体が不繊布又は布にバインダーを用いて固定されていることを特徴とするマイナスイオン発生布。【請求項16】 前記マイナスイオン発生粉体は、不繊布又は布に対して0.01重量%〜500重量%の割合で固定されている請求項15に記載のマイナスイオン発生布。【請求項17】 前記バインダーが高分子エマルジョンである請求項15又は16に記載のマイナスイオン発生布。【請求項18】 請求項1又は2に記載のマイナスイオン発生粉体が紙の繊維の隙間に抄きこまれていることを特徴とするマイナスイオン発生紙。
【請求項19】 平均粒子径が0.2μmより大きく10μm以下の自発分極を持つ粉体と、該自発分極を持つ粉体を、マイナスイオンを発生させるように励起する放射線量が14Bq/g以上40Bq/g以下の励起剤の粉体とを混合することを特徴とするマイナスイオン発生粉体の製造方法。