しらけ政治

 25日(日)の衆議院3つの補選の投票率。自民全勝ち、民主全負け。

 年金不信がテレビ、新聞、週刊誌でこれだけ喧伝されても、それが投票率に結びつかない。こうなってしまうとは。政治不信を通り越して、国民は政治にはっきり背を向けていると思う。

 イラクという「戦争」、
年金という「生活」。

 これらを上回って国民意識に訴えかけられる政治的材料を、私は知らない。手札が切れた状態、だと思う。

 この手詰まり感は、絶望感につながる。


 原因はなぜか。

 「うっかりしていたんでしょう」(閣僚年金未払いで小泉首相)に象徴される、政治家の言葉の軽さ。

 政治家が、自らの「言葉の力」の腰くだけさせている。