ベビーブーマーのための老人福祉施設は、「バラック校舎」や「代用教員」なんかじゃ、まかなえない。
この世代は、ベビーブーマーという流行語で呼ばれていた。
第二次世界大戦の後、彼・彼女らは、学校不足、教室不足、教員不足の時代に遭っている。
当時の解決策は、バラック同然の校舎か、青空教室、日々の授業は午前午後の二回転制、そして代用教員。
とにかく、なんでもありで、手を尽くしたように思われる*1
そして、学卒後は、就職口(集団就職)、マイホーム(団地、宅地開発)。
そんな経験をしてきた世代は、これから数年のうちに、今度は、高齢者向け施設の空き待ち問題に直面する。
老人ホームには、屋根は必要だし、子ども相手とは違う体力と根気が必要な専門職が求められる。
これからのそんな問題に比べたら、現代の保育園の待機児童問題なんかはまだまだ甘かったと思えるだろう。
*1:このようなことを裏付ける資料源を持っておく必要あり。