「ながらラジオ」キャンペーンの的外れ

 貴重な経費を使ってあれだけの面積を展開しておきながら、中身の乏しい吊り広告。

 「東京5社ラジオ委員会」による「ながらラジオ」の電車内吊り広告は、「ラジオの聴き方くらい知っているだろう。」ということを暗黙の了解にしている。

 ラジオに触れる経験のない家庭で育った人間や、以前ラジオに触れても鉄筋コンクリート住まいで受信テクニックを知らない人間に対して、ラジオの聴取方法を説くべきでないか。

 特にFM局は、現行のiPodナノにより市中の受信機数が増大するチャンスを得ているのに、それを生かさないとは、本当にふがいない。

 それに、電波をほとんど受信使用のない東京メトロ(東京メトロ全線)で「ながらラジオ」と言われても、笑止。ラジオ局 Podcasting を合わせ技で広報することも、ない。

 委員会は、無駄なことやっている気がする。