理系政権
理系白書シリーズを産みだし、世に問うた、毎日新聞、また、元村記者には敬意を表しています。
けれども、理系政権、理系総理、理系大臣、っていう言葉を耳障りに感じる。
閣僚や官僚のバックグラウンドに、東京大学法学部閥だとか、慶応閥だとか、成城大学閥だとか、そういう分析が行われてもしかるべきと思うし、分析の結果、理科系が多いのはご同慶の至りに思う。
だからって、「理系」政権、っていうレッテル張りは、理系を 浮いた 存在にしてしまっている。
その意味で、理系政権という言い方を、私は積極的にしたくは、ない。
テレビや新聞、雑誌が、性別を取り立てて区別する必要がない文脈で、女性会社員とか、女性教員とか、女子大生とかいうに、違和感を感じるのと同じ理屈。フツーに会社員、教員、大学生でいいじゃん。
元村有希子さん、あなたのことを僕は取り立てて女性記者とか思っていません、記者さんですよね。女性記者ってことさら言われても、何それ、って返したくなるでしょう。