視聴率測定改革
ビデオリサーチは、7月2日の株主総会で、パソコン、タイムシフト、ワンセグ視聴の補足に取り組むため、デジタル事業推進局を新設したという。
ビデオリサーチのData Vision 2009を取材した AV Watch 「ビデオリサーチ、録画番組再生でも視聴率調査できる新技術」によれば、タイムシフト視聴、パソコン視聴を補足するためには音声比較方式を、ワンセグ視聴を補足するためには携帯電話のための専用アプリ「モバイルWEBダイアリ」を、それぞれ用意しようとするもの。
音声比較方式については、センターマッチングやアドバンスド・サラウンド・マッチングといった技術群の名が上がる。インターネット(のデータベース)に接続されたパソコンの上で音楽CDにある楽曲の曲名、演奏者を特定できる技術が基礎になっているものと思っていいのだろうか。
チャンネルや時間のザッピングが横行するテレビ視聴の率は、古典的な「お茶の間」の視聴率とは、質的には異なるものであろう。
それでも、テレビCMの値付けのためには視聴率が求められるのが、逃れようのない現実。