雑誌「ダカーポ」休刊

 インターネット時代になり、雑誌を買わなくなった。昔は、月刊ASCII、朝ジャ、AERA(朝ジャと入れ替わった頃、当初のもの)、週プレ、ダカーポなどを取っていた。

 今じゃ、雑誌を買うなんて、滅多にない。日経トレンディの強烈な特集に目を引かれ、買うことはあるが、買ったところで読んだ情報はすぐに頭から蒸発してしまう。

 金を払わなくても情報をゲットできる時代では、投げ銭を払って支持を表明する、ということを忘れてしまいそうになっている。そんな自分自身と、世間の風潮に対して、薄ら寒さを覚える。

 本というプラットフォームを支えるインフラストラクチャである書籍の流通が脆弱になっていることにも留意。

 食品・生活用品のスーパーマーケット、コンビニという流通革命よりも急激に、大型書店、amazonの発展が著しい。さらに、しばらく前の文化系トークラジオLifeだったかで聞いた話で、amazonプライムという速達サービスは、配本スピードが遅くなりがちな田舎よりも、むしろ都会の方が強い需要があるのだという。これが事実だとしたら、それこそ、知の格差拡大である。