浜松餃子に関する裏付けが取れない。

 突如、餃子日本一宣言をした浜松市

 その根拠のデータは同一条件で行った調査ではないということは、踏まえられては、いる。それはそれとして、この調査、調査時期が9月なのに、それで年間の金額をはじき出すというのは、単なる思い出し記入に過ぎない。誇張の可能性を排除することはできない。

 浜松餃子学会でも、調査方法、調査データの説明は、見当たらない。

浜松市メールマガジン【1月26日号】

◎ シティプロモーションニュース
  〜やらまいかスピリッツ!創造都市・浜松から。〜(※)
------------------------- 今話題の浜松餃子 -------------------------
 そこで昨年、浜松市が独自で、1世帯あたりの年間餃子消費額をアンケート形式で調査しました。その結果は19,403円/世帯で、これはなんと、宇都宮市の約4倍に当たります。この数字は、家計調査とは異なる独自調査で算出したものですが、浜松市の餃子消費量が、宇都宮市をはじめ、他都市よりも多い「隠れ餃子大国」であることを示すものと言えるのではないでしょうか。

浜松餃子学会ホームページ http://www.hamamatsugyouza.com

 調査方法の片鱗を新聞記事から拾ってみる。

静岡新聞2/19から。

浜松餃子 消費量「日本一」宣言
 「浜松餃子」を通した街づくりに取り組んでいる「浜松餃子学会」が19日、浜松市の「餃子消費量日本一宣言」を行った。浜松市ではかねてからご当地グルメとして「浜松餃子」が知られ、市内には餃子を扱う店が300店以上あるなど消費量は全国でも1、2を争うほど。
 しかし総務省の家計調査では県庁所在地と政令指定都市が対象で浜松市は対象外のため、ライバル・宇都宮市に日本一の座を許してきた。浜松市は去年9月に独自調査を実施した結果、市内1世帯あたりの平均年間消費量が1万9400円と、日本一とされている宇都宮市の4710円を上回ったことが分かった。


Googleキャッシュに残っていたYomiuri Onlineから。掲載時期不明。

静岡 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 昨年9月、市職員や浜松商工会議所職員などから無作為に選んだ164世帯643人を対象に調べた。家計調査と同様に、専門店などからの持ち帰りと、スーパーなどで売っている冷凍以外の餃子に支払った1か月あたりの支出額を回答してもらった。


Sankei Web 2月20日から

“はままつ餃子日本一”宣言 浜松餃子学会

 市の調査は、同学会からの要請で、昨年9月4〜22日の3週間、2人以上住む市内の164世帯からアンケート形式で実施した。その結果、1世帯あたりのお持ち帰り餃子や生、焼きで販売している餃子の月間の消費量は約1617円。これに12をかけて年間1万9403円とはじき出した。