秋山仁の高校数学授業

 深夜にたまたま付けたテレビでやっていたNHK高校講座 数学基礎 第16回統計(3)〜比率の推定〜が面白く、思わず見入ってしまった。

 個体の数を数えるにはあまりの膨大な手間がかかってしまうという状況に対して、無作為抽出標本調査を用いることが、いかに効率よく、しかもそれを、一定の精度の下を担保してくれるかということを、実に見事に実演していた。

 ここで、その母集団は桶(おけ)一杯の銀色パチンコ玉である。

 その桶に、赤色パチンコ玉を一定の分量(既知数)だけ入れて、よく混ぜる。そうした後に、その桶から標本となるパチンコ玉を取り出して、その標本に含まれている赤色パチンコ玉の標本比率を算出する。

 その標本比率を下に、母集団の銀色パチンコ玉の数を推定するというもの。

 この授業は、このページhttp://www.nhk.or.jp/kokokoza/suugakukiso/2006/study16/index.htmlから30分間のストリーミング配信されている。

 こういうことをしてくれるNHK教育を、支持する。