ネット調査を政策形成に使う政府

 学校制度に関する保護者アンケート(内閣府実施)なるものが、規制改革・民間開放推進室から、6日公表された。

 しかし、この中身を見てみると、一般論としてはだれもが同意するようなことをおさらいするものであり(不満を吐かせ、要求を言わせる)、結論先行型の民間企業のマーケティング調査と変わらないように思える。

 このアンケートなるものは、ネット調査であり、その調査方法を保護者アンケート(本体)に引用すると、

■アンケート対象者: 小学校、中学校、高校に通っている子どもを持つ保護者

■調査手法:インターネットによるWEBアンケート
野村総合研究所NRI)のインターネット調査サービス(TrueNavi*1)に登録しているモニターに対しアンケート依頼を送付し、Web上でアンケートの回答を得た。

■調査期間:2005年9月6日(火)〜2005年9月7日(水)

■回収サンプル: 1,270人
NRIのTrueNaviの登録モニター(総計で約35万人)の中の小学生〜高校生の子どもを持つ男女27,306人の中から3,620人を無作為抽出した上で、調査協力を依頼し、そのうち1,270人から回答があった。

回答者の主な属性
• 性別: 男性631人(49.7%)、女性639人(50.3%)
• 年齢: 35歳未満62人(4.9%)、35〜39歳231人(18.2%)、40〜44歳461人(36.3%)、45〜49歳371人(29.2%)、50歳以上145人(11.4%)
• 最終学歴: 中学・高校364人(28.7%)、専門学校147人(11.6%)、短大184人(14.5%)、大学・大学院546人(43.0%)、無回答29人(2.3%) (※中退、在学中を含む)

 上にあるように、調査はわずか2日間で締め切られ、回収率は 1/3。

 質問数は、本問の数にして全26問(本問の下に更質問(サブクエスチョン)を置く場合あり。本問には、フェイス事項は含んでいない)。

 労働政策研究・研修機構の研究調査が指摘するところの

 モニターを使ったインターネット調査・郵送調査の回答者には、従来型調査と比較して共通の特徴(高学歴、労働時間が短い、不安・不満が強い等)が観察された。
d:id:hottokei:20050208

の可能性が残る。

 規制改革・民間開放推進室ウェブサイトは、この調査結果の政策的含意には触れていないが、日本経済新聞10月10日朝刊「教育」面で、福井秀夫政策研究大学院大学教授(紙面には書かれていないが、規制改革・民間開放推進会議専門委員(教育ワーキンググループ、など))では、次のように「意味付けられよう。」とまとめている。

 第一に、学校・教員に対する不満が根強いことを踏まえ、生徒・保護者本意のしくみへの転換が急務である。…

 第二に、学校に関する情報公開を徹底すべきである。英国の教育監察局のホームページでは…開示されている。日本でも…必要だ。

 第三に、学校選択制の徹底、これを踏まえたバウチャー導入を、保護者の強いニーズに応えて早急に図るべきである。…オランダでは…英国では…優れた実績を上げている。…米国でも、学校選択制と相まって教育の多様性確保と、むしろ低所得者層の子どもの学力・満足度向上をもたらした。…

 経済活動の軸足は供給者側の論理から需要者側の論理へシフトしているのは確かであり、分相応の財・サービスを求めることができる社会の実現こそ、規制改革の骨頂であろう。

 しかし、だからといって、話が自動車や家ならともかく、需要者だけの論理で公的サービスを制度設計し始めたらどうなるだろう。安易にやれば勝ち組・負け組の2極分化であり、堅く進めれば悪平等やおねだり合戦*2に陥る。

 中庸を行くのは決して容易でなく、それこそ議論を尽くす必要がある。

(参考)設問は、以下の通り。

【Q1】現在の学校教育に対して満足していますか。(○は1つ)
1.非常に満足している
2.満足している
3.どちらともいえない
4.不満である
5.非常に不満である

【Q.2】現在の学校教育での教育内容の難易度についてどのようにお感じになりますか。(ひとつだけ)
1.易しすぎる
2.どちらかというと易しい
3.ちょうど良い
4.どちらかというと難しい
5.難しすぎる

【Q.3】学習指導要領で定められている内容が最低基準だとしたら、そのレベルについてはどのようにお感じになりますか。(ひとつだけ)
1.最低基準であれば、それを明確にした上でもっとレベルを上げるべきである
2.最低基準であれば、それを明確にした上でもっとレベルを下げるべきである
3.個人の能力・適性は様々なので学校現場に委ね、最低基準を明確に定める必要はない
4.よくわからない
【Q.3-S.1】学習指導要領に定められているものが到達目標だとしたら、そのレベルについてはどのようにお感じになりますか。(ひとつだけ)
1.到達目標であれば、それを明確にした上でレベルを上げるべきである
2.到達目標であれば、それを明確にした上でレベルを下げるべきである
3.到達目標については、個人の能力・適性は様々なので全国一律の基準を設けるべきではない
4.よくわからない

【Q.4】現在の小・中学校には「総合的な学習の時間」がありますが、それについてどのようにお感じになりますか。(ひとつだけ)
1.役に立っているものもあるので存続すべきである
2.ほとんどのものが役に立っていないので総合的な学習の時間はやめるべきである
3.総合的な学習の時間は選択制にして、基礎・基本的な学力の向上に充てることも可能とすべきである
4.総合的な学習の時間はその趣旨からもっと時間を増やすべきである
5.その他
【Q.5】あなたのお子様は学校で「総合的な学習の時間」の授業を受けていらっしゃいますか。(ひとつだけ)〔授業を受けていると回答した方のみ〕
1.受けている
2.受けていない
3.わからない
【Q.5-S.1】「総合的な学習の時間」はあなたのお子様にとって有益であるとお感じになりますか。(ひとつだけ)〔授業を受けていると回答した方のみ〕
1.非常に有益である
2.有益である
3.どちらともいえない
4.有益でない
5.非常に有益でない
【Q.6】現在、「ゆとり教育」か、「ゆとり教育の見直し」かの議論が幅広く行われています。それについてどのようにお感じになりますか。(ひとつだけ)
1.ゆとり教育重視を継続すべきである
2.ゆとり教育は見直すべきである
3.子どもの到達水準は異なるので一律的な方針はそぐわない
4.わからない
5.その他
【Q.7-S.1】あなたの身近なところで起きているいじめ問題・暴力・学級崩壊問題に対する学校及び教員の対応について、どのようにお感じになりますか。(ひとつだけ)
1.十分に対応できている
2.ある程度対応できている
3.どちらともいえない
4.あまり対応できていない
5.全く対応できていない
6.身近に事例を見かけないのでわからない
【Q.7-S.2】あなたの身近なところで起きている不登校問題に対する学校及び教員の対応を見てどのようにお感じになりますか。(ひとつだけ)
1.十分に対応できている
2.ある程度対応できている
3.どちらともいえない
4.あまり対応できていない
5.全く対応できていない
6.身近に事例を見かけないのでわからない
【Q.8】あなたのお子様が通う学校の教員に対して満足していますか。(ひとつだけ)
1.非常に満足している
2.満足している
3.どちらともいえない
4.不満である
5.非常に不満である
【Q.8-S.1】〔現在子どもが通っている学校の教員に満足していると回答した方に〕どのようなところでそのようにお感じになりますか。(いくつでも)
1.児童・生徒に対する指導力
2.児童・生徒の学習に関する問題での対応力
3.児童・生徒の学習以外の問題での対応力
4.社会的常識
5.自制心
6.責任感
7.熱心さ
8.その他
【Q.8-S.2】〔現在子どもが通っている学校の教員に不満であると回答した方に〕どのようなところでそのようにお感じになりますか。(いくつでも)
1.児童・生徒に対する指導力不足
2.児童・生徒の学習に関する問題での対応力不足
3.児童・生徒の学習以外の問題での対応力不足
4.社会的常識の欠如
5.独善的姿勢(独り善がりである)
6.責任感の欠如
7.無関心さ
8.その他
【Q.8-S.3】〔現在子どもが通っている学校の教員に不満であると回答した方に〕その理由は何だと思われますか。(いくつでも)
1.教員養成系大学で型にはまった教育を受けている人が多いから
2.大学(大学院)卒業後、すぐに教員として就職し社会人経験が乏しいから
3.他業種(学校以外の組織)との人事交流が少ないから
4.管理指導体制が貧弱で指導が訓練されていないから
5.児童生徒を相手とする仕事のため、他から批判されにくいから
6.現在の人事・給与制度には、自己の努力で能力を高めるインセンティブが存在しないから
7.その他
【Q.9】教員の能力には個人間で差があるとお思いになりますか。(ひとつだけ)
1.非常に差があると思う
2.ある程度差があると思う
3.それほど差はないと思う
4.ほとんど差はないと思う
5.わからない
【Q.10】教員は基本的に年功等が同じであれば給与等の処遇が全く同じであるという状況についてどのようにお感じになりますか。(ひとつだけ)
1.差をつけるべきである
2.差をつけるべきではない
3.どちらともいえない
【Q.11】〔給与等の処遇に「差をつけるべきである」と回答した方のみ〕では、そのときには、どのような基準で給与等の処遇を決定すべきだと思いますか。(いくつでも)
1.都道府県や自治体等の公共機関による評価
2.校長からの評価
3.同僚教員からの評価
4.児童・生徒からの評価
5.保護者からの評価
6.教育の資質を判定する専門家による評価
7.指導した児童・生徒の学力の実績
8.指導した児童・生徒の芸術・スポーツなど学力以外での実績
9.その他
【Q.12-S.1-3】質の高い教員の育成にどの程度効果的であるとお感じになりますか。(ひとつだけ)
教科に関する科目の履修





教職に関する科目の履修





教育実習





【Q.13】教科に関する科目の履修、教職に関する科目の履修、教育実習の中で質の高い教員の育成に特に効果的であるとお感じになるものはどれですか。(ひとつだけ)
1.教科に関する科目の履修
2.教職に関する科目の履修
3.教育実習
4.その他
【Q.14】教員免許のための教職課程を経ていることが、教員の資質向上に役に立っていると思われますか。(ひとつだけ)
1.大変役に立っている
2.役に立っている
3.どちらともいえない
4.役に立っていない
5.全く役に立っていない
【Q.15】教員免許が必要な場合は、その取得の時期についてはいかがでしょうか。(ひとつだけ)
1.現行制度のように採用前の教員免許取得を必須とする
2.教員として採用された後に教員免許を取得しても差し支えない
3.どちらともいえない
【Q.16】ある私立学校では、採用試験の際に教員免許不要という条件で人材を募集し、その中で採用した方が適任であることを確認しつつ、通信教育等で教員免許を取得させた後、常勤教員として極めて適任な人が採用できたという例があります。こうした採用方法について、どのようにお感じになりますか。(ひとつだけ)
1.このような採用方法に賛成
2.このような採用方法に、どちらかといえば賛成
3.どちらとも言えない
4.このような採用方法に、どちらかといえば反対
5.このような採用方法に反対
【Q.17】社会人経験がある人を教員として採用することについてどのようにお感じになりますか。(ひとつだけ)
1.賛成
2.どちらかといえば賛成
3.どちらともいえない
4.どちらかといえば反対
5.反対
【Q.17-S.1】〔社会人経験がある人を教員として採用すること賛成のかたのみ〕それはどのような理由からですか。(いくつでも)
1.専門分野についてより高度な知識を持っているため
2.人とのコミュニケーション能力が秀でていると考えられるため
3.様々な分野の人たちと交流して多様な経験を積んでいるため
4.その他
【Q.17-S.2】〔社会人経験がある人を教員として採用すること反対のかたのみ〕それはどのような理由からですか。(いくつでも)
1.専門的な知識が不足していると考えられるため
2.教育方法に対する知識や経験が不十分であると考えられるため
3.子どもとの交流が不足していると考えられるため
4.その他
【Q.18】現在、「教職大学院」と呼ばれる教員養成の専門プログラムを導入した専門の大学院の設立が検討されています。このような大学院を修了した教員に、あなたのお子様の教育を受けさせたいとお感じになりますか。(ひとつだけ)
1.教育してもらいたい
2.どちらかというと教育してもらいたい
3.どちらともいえない(本人の教員としての資質次第である)
4.どちらかというと教育してもらいたくない
5.教育してもらいたくはない
6.わからない
【Q.19】教員の指導力など教育の質を維持・向上させる上で、有効と思われる施策があるでしょうか。(いくつでも)
1.保護者や地域住民が教員を評価する
2.同僚の教員による評価を行う
3.教職に就く前の教育実習期間を長くする
4.指導力のすぐれた教員を優遇する制度にする
5.教職以外の社会人経験のある教員を増やす
6.任期付教員制度を導入する
7.研修制度を充実させる
8.学期の途中でも生徒が学校を変更できるよう学校選択制度を強化する
9.その他
10.あてはまる施策はない
【Q.19】教員の指導力など教育の質を維持・向上させる上で、有効と思われる施策があるでしょうか。(いくつでも)
1.保護者や地域住民が教員を評価する
2.同僚の教員による評価を行う
3.教職に就く前の教育実習期間を長くする
4.指導力のすぐれた教員を優遇する制度にする
5.教職以外の社会人経験のある教員を増やす
6.任期付教員制度を導入する
7.研修制度を充実させる
8.学期の途中でも生徒が学校を変更できるよう学校選択制度を強化する
9.その他
10.あてはまる施策はない
【Q.20】学校と学習塾・予備校とを比較した場合、子どもの学力の向上という面ではどちらの方が優れているとお感じになりますか。(ひとつだけ)*3
1.学校の方が優れている 
2.どちらかといえば学校の方が優れている
3.どちらともいえない
4.どちらかといえば塾・予備校の方が優れている
5.塾・予備校の方が優れている
【Q.20-S.1】〔学校の方が優れていると答えた方のみ〕そう思われる理由は何ですか。(いくつでも)
1 .教員免許を持った教員が指導してくれる
2 .児童・生徒に公平・平等に対応してくれる
3 .児童・生徒の学習の進展度合いに応じた指導をしてくれる
4 .生活指導など授業以外の指導もしてくれる
5 .受験に役立つなど教育内容が実用的である
6 .保護者や地域社会と一体となった教育をしてくれる
7 .児童・生徒の面倒を長時間見てもらえる
8 .教材等が充実している
9 .施設・設備等が充実している
10 .わかるまで教えてくれる
11 .えこひいきがない
12 .その他
【Q.20-S.2】〔学習塾・予備校の方が優れていると答えた方のみ〕そう思われる理由は何ですか。(いくつでも)
1 .講師の教え方が上手い
2 .児童・生徒に公平・平等に対応してくれる
3 .児童・生徒の学習の進展度合いに応じた指導をしてくれる
4 .生活指導など授業以外の指導もしてくれる
5 .受験に役立つなど教育内容が実用的である
6 .教育の費用対効果が確実に現れる
7 .児童・生徒に合わなければ別の塾・予備校にいつでも変更できる
8 .教材等が充実している
9 .施設・設備等が充実している
10 .わかるまで教えてくれる
11 .えこひいきがない
12 .その他
【Q.21】義務教育にあたる小学校・中学校において、学区等に関わらず、児童・生徒がどの学校でも自由に通学することができる制度(学校選択制)を導入すべきだと思いますか。
1.賛成である
2.どちらかといえば賛成である
3.どちらともいえない
4.どちらかといえば反対である
5.反対である
【Q21-1】(問21で「賛成である」「どちらかといえば賛成である」とお答えした方にお伺いいたします)学校選択制を導入すべきであるとお考えになる理由はなんですか。(○はいくつでも)
1.自分の子どもに相応しい教育を行っている学校に通わせることができる
2.公立間ないしは公私立間での学校間の競争が促進され、教育の質が向上する
3.学校の情報公開が進む
4.学校に対する児童・生徒や保護者の関心が高まる
5.特色のある開かれた学校が生まれるようになる
6.その他
【Q.21-S.2】学校選択制の際に、学校を選択できる時期についてはどのようにお考えになりますか。(ひとつだけ)
1.入学時のみ選択できる制度が望ましい
2.入学時と転入時に選択できる制度が望ましい
3.入学時・転入時も含め、いつでも選択できる制度が望ましい
4.その他
【Q.21-S.3】学校選択制を導入すべきでないとお感じになる理由は何ですか。(いくつでも)
1.人気の高い学校に児童・生徒が集中する傾向が加速される
2.学校と連携する地域の意識が希薄になる
3.保護者の一方的な考えで子どもの学校が選択される懸念がある
4.遠隔地に通学する子どもが増加し、安全に不安を感じる
5.学校が児童・生徒や保護者の人気取りに走るようになる
6.定員を超えた場合抽選にし、漏れたら学区に戻されるのは選択制にならない
7.その他
【Q.22】あなたがお住まいの市区町村では、学校選択制が導入されていますか。(ひとつだけ)
1.導入されている
2.導入されていない
3.わからない
【Q.22-S.1】ご家庭では、学校選択制を現に採用されていますか。(ひとつだけ)
1.学校選択制を採用し、地方自治体が指定した学校以外の学校に子どもを通学させている
2.学校選択制の利用を希望したが、定員を超えた等の理由で、希望する学校に子どもを通学させることができなかった
3.学校選択制は利用せず、地方自治体が指定した学校に、子どもを通学させている
【Q.23】公立学校で学校選択ができる場合、あなたのお子様にはどのようにしたいと思われますか。(ひとつだけ)
1.自分の子どもにふさわしい学校を選択する
2.地方自治体が指定した学校に自分の子どもは通学させる
3.その他
【Q.23-S.1】(自分の子どもは「地方自治体が指定した学校に自分の子どもは通学させる」という方に、)自分の子ども以外の周りの子どもたちはどうすべきであるとお考えですか。(ひとつだけ)
1.他のすべての子どもたちも、指定された学校に通わせるべき
2.他の子どもたちは指定校以外を選択しても構わない
3.その他
【Q.24】あなた及びあなたのお子様が学校選択を行う上で、学校から提供してほしいとお感じになる情報にはどのようなものがありますか。(いくつでも)
1.他校と比較をした場合の学校の学力水準
2.学校で実施しているカリキュラムの内容
3.学校で実施している教育方法
4.学校に在籍している教員のプロフィール
5.スポーツ・文化的活動における学校の実績
6.その他
【Q.24-S.1】学校の学力水準を測定するための学力テストはどのような間隔で実施するのが良いと思われますか。(ひとつだけ)
1.毎年
2.2年毎
3.3年毎
4.5年毎
5.不定
6.その他
【Q.25】現在の教育予算は教員数、施設等を基準として、最終的に教育機関に配布されています。これを公立学校について学校選択制を導入したうえで、児童・生徒1人当たりの基準額を決め、児童・生徒の人数に基づいて教育予算を配布する制度に改めようとする意見があります。公立学校も私立学校も同じ基準で予算を配布する制度です。この考え方についてどのように思いますか。(ひとつだけ)
1.賛成
2.どちらかといえば賛成
3.どちらともいえない
4.どちらかといえば反対
5.反対
【Q.25-S.1】児童・生徒の人数に基づいて教育予算を配分する制度に賛成される理由は何ですか。(いくつでも)
1.公立間ないしは公私立間での学校間の競争が促進され学校の質が向上する
2.所得格差にかかわらず児童・生徒、保護者が自由に学校を選択することができるようになる
3.子どもの教育に対して保護者の関心が高まる
4.税金の公平分配として望ましい
5.その他 
【Q.25-S.2】児童・生徒の人数に基づいて教育予算を配分する制度に反対される理由は何ですか。(いくつでも)
1.人気の高い学校に児童・生徒が集中する傾向が加速される
2.選択肢として私立の学校も含まれるため、費用(税金)が私立に流れる
3.学校の選択肢の少ない地方ではあまり効果がない
4.その他
【Q.26】児童・生徒の人数に基づいて教育予算を配分する制度については、過疎地の学校、特別支援学級等、必要に応じて一人当たり助成額を増額することについてどう思いますか。(ひとつだけ)
1.賛成
2.どちらかといえば賛成
3.どちらともいえない
4.どちらかといえば反対
5.反対

*1:実態は、GMOリサーチのinfoQ

*2:日本医師会の藤村伸常任委員発言d:id:hottokei:20050726が典型

*3: 問20本問は、「保護者アンケート(概要版)」には書いてあるが、「保護者アンケート(本体)」からは欠落していた。
 事務的な編集ミスであろう。