交通網整備という網目から、こぼれ落ちるものが出始めている鉄道網の試練
JR東日本の一部の鉄道網が切れたままになっている状態から、4年以上経過している。
http://traininfo.jreast.co.jp/train_info/tohoku.aspx
•2011年3月11日より運転見合わせ ‥‥ 山田線(釜石~宮古間)、常磐線(竜田~原ノ町間・相馬~浜吉田間)
•2011年7月30日より運転見合わせ ‥‥ 只見線(会津川口~只見駅間)
これら鉄道は、代替運送が続いている。
そんな中、JR北海道でも。
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/presstop_2014_4.html
2015.01.13 日高線 厚賀~大狩部間67k506m 付近における盛土流出について
交通網が、道路、海運、水運、鉄道、航空で整備され、その恩恵があっての地域生活。一度整備された鉄道路線が廃線されることは、これまでもずっとあるが、切れたままにされている鉄道網というのは、どっちつかずで、なんだか、つらい。
産業政策、エネルギー政策という国策の転換により、廃村になったところはすでにある(軍艦島)。今日の課題は、限界集落・あらがえない人口減少の中にあるこの国で、かしこい 仕舞い方 を考えていくべき。
ハザードマップ と 不都合な真実
ハザードマップと都市計画図を重ね合わせて、改めて都市計画を構想し直せばよいのだろう。けれども、それをどれだけ本気になってやれるのか。
行政が、ハザードマップを作成、公開してくれること自体、実は尊(とうと)いこと。「不動産価格が下がってしまう。」といった、都合の悪いことはみたくない、という立場からの反対勢力からのプレッシャーと対話していくことも折り込んでの事業なのだから。
市民が、どれだけ、賢い選択と判断をしていけるのか。
ある専門家さんは、転勤で新しい都市に移り住むことになった時に、新居探しの際、まずすることは、その都市のハザードマップを入手することだとか。個人として、あらかじめ、やばいところは避けておく、ということなのか、と。