「子供の貧困対策に関する大綱」における 食料又は衣服が買えない経験 の資料源

 11月29日閣議決定された 子供の貧困対策大綱、その中にある 子供の貧困に関する指標 「食料又は衣服が買えない経験」 の資料源は、国立社会保障・人口問題研究所による 2017年「生活と支え合いに関する調査」。

 大綱や内閣府のサイトには、この調査が、どのようにして取られ、そこにある指標がどのように作られているかの説明がないので、社人研サイトを確認すべき。

調査の対象: この調査は、「国民生活基礎調査」で全国を対象に設定された調査地区内から無作為に選ばれた調査地区(300 地区)から、無作為に選ばれた世帯16,341 票。有効票数 10,369(有効回収率63.5%)。

「子どもがある世帯」における子どもの定義: 20 歳未満の世帯員で、「世帯主との関係」が「世帯主(本人)」、「世帯主の配偶者」、「子の配偶者」、「孫の配偶者」でなく、かつ、世帯内に配偶者がいない者をいう。

世帯タイプのうち、子どもがある世帯: 二親世帯(三世代)、二親世帯(二世代)、ひとり親世帯(三世代)、ひとり親世帯(二世代) または その他有子世帯。

生活と支え合いに関する調査 報告書(国立社会保障・人口問題研究所 調査研究報告資料 第 37 号 2019 年4 月26 日)は、PDFで提供されている。

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