来るべき時が近づいている - NHK語学講座テキストに起きた異変

 恐れていた事態が、現実化しつつある…

 日本放送協会NHKについては、今日日(きょうび)、とかく評判が悪い。しかし、私はEテレ(旧 教育テレビ)、ラジオ第2は、大好きである。

 春は、テレビ・ラジオ業界では、番組改編期であるが、各種講座にとっても新規開講期である。

 とりわけ、語学講座の充実ぶりについては、素晴らしく、もっと世間に知られてもよい。

 10もの言語を、日本語放送で学べるのである。: 英、仏、独、伊、西、露、中、韓、アラビア語、葡
加えて、日本語も、英語放送で学べる*1
www2.nhk.or.jp

 そして、NHK語学講座のお供は、[NHK出版]の語学テキストである。
www.nhk-book.co.jp

 特にラジオ講座と語学テキストは、時代に、しっかり追いついている。

 NHK受信契約の「お客様番号」を登録すれば(NHKネットクラブマイ語学)、先週分の放送を、ラジオストリーミングでいつでも聴くことができる。

 そして、ラジオテキストは、電子書籍化がされている。
www.nhk-book.co.jp

 さて。語学テキストについて、本題。

 これまで、語学テキストは、私の理解では、基本的に毎月刊行、例外はアラビア語と葡は6ヶ月分丸ごと刊行、であった。

 ところが、2016年版のテキストのラインナップには、微妙な変化があった。

 テレビアラビア語とラジオポルトガル語のテキストは、12ヶ月分丸ごと刊行に変わっていた*2

 テレビロシア語のテキストは、2ヶ月分(偶数月)刊行に変わっていた*3

 日本人口の減少は、語学講座の聴取者、テキスト購入者の減少にもなる。

 将来的には、NHK出版によるテキスト刊行頻度の間引きにとどまらず、NHK語学講座の番組展開にも響いてくるであろう。

*1:NHKワールド・ラジオ日本では、日本語をいろいろな言語で学べる。例えばタイ語มาเรียนภาษาญี่ปุ่นกันเถอะ-บทเรียน 1 | NHK WORLD เรดิโอแจแปน

*2:ラジオアラビア語のテキストは、引き続き6ヶ月分丸ごと刊行。ポルトガル語には、テレビ講座は存在していない。

*3:ラジオロシア語のテキストは、引き続き毎月刊行