行人坂の魔物、誰も調べなかった日本文化史
行人坂の魔物――みずほ銀行とハゲタカ・ファンドに取り憑いた「呪縛」
- 作者: 町田徹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/10/31
- メディア: 単行本
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人間・後継育成、起業・事業運営・資金繰り(ファイナンス)、また、REITについて考えてみる…
誰も調べなかった日本文化史: 土下座・先生・牛・全裸 (ちくま文庫)
- 作者: パオロマッツァリーノ
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/09/10
- メディア: 文庫
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例によって著者のくどい語り口に閉口する口もあるかもしれないが、それを割り引いても、お釣りはある。
土下座も、銀ブラも、江戸しぐさも、歴史ねつ造としては、同列だとは。(今日、最も気を付けなければいけない偽史は、美しいニッポン、取り戻せニッポンのニッポンだろう。)
この本の、牛のくだり。江戸時代の江戸で一時隆盛を見た牛車による運送業は、牛を使った運送が独占事業であったことと取り回し性に優れた大八車(人力)に取って代わられたとあった。ところで、ヤバい経済学 [増補改訂版]の序章によれば、かつてのニューヨークでは、馬が路面電車や自動車に取って代わられたという。馬の時代、ニューヨークはその糞に悩まされたという。
パオロ・マッツァリーノは、牛に関する取材をする中で、牛の糞ネタにも行き当たっただろうに、これは、執筆過程の中で割愛してしまったのだろうか。
8割の人は自分の声が嫌い 心に届く声、伝わる声 (角川SSC新書)
- 作者: 山崎広子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ
- 発売日: 2014/11/10
- メディア: 新書
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一方で、参考文献をまったく示していない、という点で、この本は信用できない。
声で遺伝子修復という説を紹介する下りがあるが、根拠不明。この本が示唆するロシアで研究のことについて、著者が関係するNPO法人ミュージックソムリエ協会や音・人・心研究所のサイトを見ても、ことなど紹介していない。ネットを漁ってみると、サウンドセラピーや音叉ヒーリングなどを謳うサイトが出てくる。その説は、どうやらSomaEnergetics サウンドセラピー 音叉ヒーリングが紹介するHealing Codes for the Biological Apocalypseが基になるようだ。しかし、1999年刊のこの本に続くものは出てきていない。