音楽の定番、古典との「偶然の出会い」は保証されるのか。そして、本は?

 日経新聞20日から。

CCC、音楽CD売り場を全国で4割縮小

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は来年3月までに、全国の音楽CD売り場を現在比で4割縮小する。新作の売り場は維持する一方、発売後2カ月以上たった旧作の売り場を縮小してレンタル向けに転用する。同社は音楽CD販売最大手だが、市場はこの10年で半減しており、新作販売とレンタルを強化して収益悪化を防ぐ。

 CCCが展開する「TSUTAYA」約1400店のうち、CD販売を手がけるのは820店。合計のCD売り場面積は11万2千平方メートルで、これを7万平方メートルに縮小する。旧作売り場を現在の半分の3万5千平方メートルに圧縮。空いたスペースはレンタル向けなどに切り替える。

 会社の行動原理は、収益であるが、音楽店に立ち寄る者の動機は、音楽との出会いである。

 はやりの演者の新譜の予約や、はやりの楽曲が、大きな動機かも知れないが、そんな中で、ふと偶然出会う定番、古典というのも小さくない魅力。

 辞書の言葉の「偶然の出会い」は、紙から電子に移行している中で、どうなのだろう。音楽の店舗では?そして、その流れは本屋にも及ぶだろう。

 本は、音楽に賢とも劣らない、偶然の出会いが大事だと、私は思っているのだが...